みなさんこんにちは。頭痛治療家の片柳亮輔です。
この台風が過ぎると一気に季節は秋になっていくのですかね。
秋は色々なものが思い浮かぶと思いますが、食欲も旺盛になりますよね。
ということで今日は「頭痛と空腹」の話題を紹介します。
お腹が空いたときに頭痛がする原因を理解するためには、まず「空腹」と「空腹感」の違いを理解しておく必要があります。
空腹は、実際に胃の中に食べ物が入っていない状態のことです。胃に食べ物が入っていないのでお腹が空いていると感じるのは当然ですよね。
一方で空腹感というのは、胃の中に食べ物が入っているのか入っていないかに関係なく、脳が空腹だと判断している状態です。
つまり、空腹は胃が「食べ物が入っていないよー!」と脳に情報を送って、脳が空腹であることを理解しているのに対し、空腹感とは脳が独自の判断で空腹だと思い込んでいるのです。
それではどうして脳は胃の中に消化物があるか判断せずに空腹だと思い込んでしまうのでしょうか。
それは、血糖値が関係しています。血液中のブドウ糖の量が減ることで脳が「今は空腹なんじゃないか?」と思い込んでしまうのです。
そして、お腹が空いたときに頭痛がする場合はこの低血糖な状態が影響しています。
血糖値が低い状態だと脳が空腹感を感じてしまうとお伝えしました。空腹感を感じるとストレスを受けます。
このストレスによって頭痛が引き起こされてしまう可能性が高いのです。
空腹感を感じると、血糖値が下がり、この低血糖状態を改善しようとアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。
アドレナリンの増加は興奮状態につながり、活性酸素の増加にも影響します。活性酸素という物質は細胞を傷つけてしまう性質があり、この活性酸素により頭痛が引き起こされてしまうのです。
頭痛持ちの方々はくれぐれも空腹には注意してくださいね。