みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。
リラックスしていたお正月休みから、学業やお仕事に気持ちが仕切れない方も多いのではないでしょうか。
今日はストレスとそのリラックスの関係をご紹介いたします。
ストレスは「たまる」といいますが、リラックスを「ためる」とはあまりいいません。ストレスがたまってきたからリラックスするのではなく、毎日習慣的にリラックスして、リラックスを「ためる」ことにより、体にいい変化が起こります。
そもそも「ストレス」とは?
職場に合わない人がいる、人前で話さなければならない、といったストレスの原因となる刺激を「ストレッサー」といいます。
体はストレッサーを受けると、自律神経のうち、体の機能を活発にさせる交感神経が優位になります。
すると、体が緊張する、心拍数が上がる、内臓の動きが悪くなる、免疫力が落ちる、イライラする、落ち込むといった「ストレス反応」が現れます。
「ストレス」とよんでいるのは、この一連のメカニズムのことです。
ストレッサーとなるのは、本人にとって嫌なことだけではありません。旅行や結婚式などの好ましいイベント、出産などのおめでたい出来事であっても、心身に刺激がある限りストレス反応が出ます。
ストレスは、生きている限り避けようのないもの。もし全くストレスのない環境にいたら、何も嫌なことがないかわりに、わくわくするようなこともないです。
適度なストレスがあるからこそ、感情が豊かになり、人生にメリハリが生まれます。問題なのはストレスそのものではなく、心身に不調をきたすほどストレスにさらされ続けてしまうことになります。
ストレスは「たまる」もの
ストレッサーは、大きくわけてふたつあります。ひとつは、結婚、出産、就職など、人生の節目となる「ライフイベント」。もうひとつは、日常のできごとである「デイリーハッスルズ」です。
ライフイベントは頻繁にやってくるものではありません。一方、デイリーハッスルズは日々起こるものなので、解消する間のないまま積み重なりがちです。これが、一般的に「ストレスがたまっている」といわれる状態です。ストレスをため続けると、ダメージが蓄積され、心身に不調をきたします。うつ病や適応障害、そして頭痛の原因になってしまいます。
ストレスの反対は「リラックス」?
ストレスから解放され、心身が落ち着いた状態を「リラックス」といいます。リラックスした状態では、自律神経のうち、副交感神経が働くことによって、筋肉の緊張が解け、血管が広がり、心拍が遅くなります。脳内ではα(アルファ)波という脳波が増して、心が穏やかになります。
さらに、心身のダメージや疲労が回復します。眠っている状態にも似ていますが、瞑想、ヨガ、気功などで深いリラックス状態になると、睡眠時より高い回復効果を得られるようになります。
リラックスを「ためる」と脳が変化する
日々たまっていくストレスを解消するためには、リラックス状態になることが効果的というのはみなさまもご存知かと思います。
ただこのリラックス効果は一時的なものではなく、「ためる」ことができるのです。
心には、もともとストレスに抵抗する力が備わっています。ストレスがたまると、この抵抗力は弱まってしまいます。一方で、リラックスをためると、不安を抑えこむ働きのある大脳皮質が厚くなることがわかっています。つまり、脳の構造自体が、ストレスに強いものになるのです。
ただし、脳に変化が起きるほどリラックスをためるには、毎日、短い間でもリラックス状態になる習慣をつけることが必要です。早くて2、3カ月で、自分でも「心が強くなった」と思えるほど効果が現れてくるはずです。
今日はここまでで次回は短時間でリラックスできる習慣をご紹介いたします。
普段の生活でストレスが溜まりやすく、すぐ頭痛になってしまう方は一度品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越し下さいませ。
サラリーマン時代、月曜日は体が異常に重く感じていた品川の頭痛治療家 片柳亮輔