吐き気のメカニズムに迫る。

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

自分は学生から社会人のころ、よく吐き気に悩まされていました。今は頭痛や吐き気も治り、毎日

元気なのですが、突然やってくる吐き気について今日はご紹介したいと思います。

 

吐き気とは

通常、食事をすると、消化管(食道・胃・腸など)で食物をやわらかくし、消化液(唾液・胃液・膵液・胆汁または十二指腸液など)と混ざりあいます。その飲食物中に含まれている栄養素を、小腸の壁から血液またはリンパ管を通り吸収できるように分解します。分解された栄養素は、体内に吸収され、私たちの身体を維持し、生活を営むためのエネルギーとなります。これを消化・吸収といいます。

 

吐き気は胃の中にあるものを吐き出したいという切迫した不快感を指し、嘔吐とは胃の中の内容物が食道・口から逆流して勢いよく外に吐き出される状態をいいます。

 

吐き気・嘔吐は何らかの原因により、延髄(えんずい)という生物にとって非常に重要な中枢が刺激されておこります(この刺激が軽度であれば嘔気、さらに進めば嘔吐となります)。

ここに刺激が加わると胃の出口が閉ざされ、反対に胃の入口が緩み、胃に逆流運動がおこります。それとともに横隔膜や腹筋が収縮して胃を圧迫し、胃の内容物が排出される仕組みです。

 

嘔気・嘔吐の原因

原因はいろいろ考えられます。

 

予測(心因性)嘔吐

以前の嘔吐した体験から、脳の中にある大脳皮質を刺激することによって起こるといわれ、主に精神的要因により出現するものです。

 

脳圧の上昇

何らかの原因で脳への圧力が強くなり、嘔吐中枢を刺激して起こります。多くの場合、頭痛を伴います。

 

精神的・心理的な刺激

緊張・不安、不快なにおい・音・味覚などが原因となり、これらの刺激が大脳皮質を介して嘔吐中枢を刺激し起こります。個人差が強く、条件反射化されやすいです。

 

以上が考えられる原因です。ここまではわかったとしてもなかなか回避できないのが現実です。

 

それではどうすれば回避できるか、また対処法について次回ご説明させていただきますのでお楽しみに。

 

頭痛を伴う吐き気で悩んでいる方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

 

部活中、センターと吐き気を守り続けた頭痛治療家 片柳亮輔