吐き気の影響と対処

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

昨日は関東を中心に4年ぶりの大雪でしたね。

交通機関がかなりマヒして、混乱状態が少し続くかと思います。足元もかなり滑りやすくなっていますのでくれぐれも

気をつけて出かけられてくださいね。

 

今日は前回に引き続き、吐き気が及ぼす体の影響とその対処についてです。

 

吐き気・おう吐による身体への影響

まず、おう吐によって水分と一緒に胃液・十二指腸液などに含まれる電解質も体外に出てしまいます。

電解質(カリウム・ナトリウム・塩素など)は、体内の水分量の調節、神経筋肉の興奮・伝達、体内の水分性状バランス保持などの働きがあります。

そのため電解質や水分が多量に失われると、脱力感・倦怠感(けんたいかん:だるさ)・手足のしびれなどの電解質異常症状や口の渇き・皮膚の乾燥・尿量の減少・体重の減少などの脱水症状が出てきます。

これらがさらに進むとだんだんと衰弱し、意識障害などを起すこともあります。

 

また、嘔吐することによって、消化・吸収の働きが低下し、体内に必要な栄養が行き届かなくなり、栄養状態の低下・体重の減少が起こります。他に、吐物が誤って気道に入ると肺炎、ひどい時には窒息を起こすこともあるそうです。

 

以上のように、身体的な苦痛だけでなく、精神的にも不安・苦痛をもたらしたり、それと同時に頭痛もひき起こします。

また、それらによって食欲がなくなって食事が食べられなくなり、栄養状態が低下することもあります。

 

嘔気・嘔吐への対処法

原因がわからず、頻回に吐き気・おう吐が起こると身体的な苦痛のみならず、精神的な苦痛も大きいので、少しでも軽くするには次のような工夫があげられます。

 

姿勢

姿勢は横向きにし、全身の緊張をほぐすために膝を深く曲げたり、意識的に深呼吸などして、気分を楽にしましょう。あおむけにしかなれない場合は、顔を横に向けましょう。また、背を低くして背中をさすってもらいましょう。急に動くとおう吐を誘発することがあるのでゆっくり動きましょう。胃を安静(胃の運動を抑える)にするために胃に氷嚢などを置き、頭を冷やし、軽く目を閉じて静かにしていましょう。

 

衛生面

口の中のにおいは嘔気を誘いますので、うがいなどして清潔にしましょう。うがいは番茶、レモン水、炭酸水、氷水などでするとさっぱりします。落ちついたら、氷片などを含むのもよいです。

環境の調整

環境の調整も大切です。吐物は速やかに片づける、汚れた寝衣・寝具などは清潔なものと交換する、刺激的な香りの花を置かない、室内は静かに暗くし、時々窓を開けて空気の入れ替えをする。

食事

おう吐のある場合は、消化管の粘膜が敏感になっています。食事ごとに吐いてしまうような激しい時は、12食、食事は差し控えてみましょう。この場合でも水分はできるだけとりましょう。水分は、電解質バランス飲料・栄養バランス飲料・ジュースなどが体力保持によいです。

食事がとれそうであれば、食べられそうなものから少量ずつ、または分割して食べてみましょう。食後は、30分前後安静にしましょう。

 

心理的な補助

心理的な要素も影響しやすいので、身近な人が手を触れたり、背中をさすったり、優しい言葉で不安をとり除くのもよい方法です。

 

頭痛と吐き気・おう吐がいっぺんにくると本当に苦しいです。

自身で出来ることもありますが、周りの方の補助がその方にとって大きな支えになることもありますので、

苦しそうな方がいたら手を差し伸べてあげてくださいね。

 

そんなツライ頭痛や吐き気がなかなか治らない方は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

 

自分が吐き気でツライ時は、ポカリスエットを一定ペースで飲むことがテッパンだった頭痛治療家 片柳亮輔