みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。
自分はスーパーで食材の買い物をすることが意外に好きなのですが、レジ終わりのビニール袋
がなかなか手につかないときがあります。
みなさんはそんな経験ありませんか?
レジ袋がめくれなかったり、お子さんで朝礼で倒れてしまうことがある。こんなことに関わるのが自律神経なんですね。
ということで今日はレジ袋と朝礼で倒れるのは意外にも自律神経の乱れ!?
についてお話しさせていただきます。
レジ袋に触れると指先から汗が! 加齢とともに出にくくなる
「何度やろうとしてもレジ袋がめくれない!」という人はいませんか? 指先に「触れる」刺激があると交感神経の働きによって発汗するが、この働きは加齢により低下するといいます。
「交感神経と副交感神経がシーソーのようにバランスを取り合い働くという考えが古来からあります。
その後の研究によって、汗腺や皮膚の血管は交感神経のみが作用し、唾液は交感神経と副交感神経いずれによっても分泌するなど、新たなことがわかっているんですね。
交感神経の働きで、手や足の裏に汗がわずかに出る。「敵に遭遇したときに木に登って逃げるために、滑り止めとして出る。手に汗握る、というのはこの『精神性発汗』のこと。嘘をついたときにも動揺によって手のひらの汗腺活動が高まるのも自律神経の働きです。
また、「触れる」という刺激でも発汗は起こります。すぐに蒸発するわずかな汗だが、さっと触れるだけで出るものなのです。
若いときは好きな人と手を握るだけで汗ばむくらいその反応は高いが、年齢とともに汗の分泌は悪くなっていきます。
自律神経はコロコロ変わる
自律神経は体内環境を常に一定の状態に保つために働く、という「ホメオスタシス(恒常性)」という言葉で説明されることが多いです。
しかし、寝ているときと活動時では体内環境は異なります。常に変化する心身に自律神経は対応します。
自律神経とは刻々と変化する心身の状況に合わせて一生懸命働く、素直ないい子です。ところが、敵が迫っているわけではないのに心拍を高めたり、酸素をたくさん取り込もうとするあまりに過呼吸になるなど、働き過ぎて良くない結果(不調)を引き起こすこともあります。
自律神経の病気は、自律神経がうまく働かない「機能不全」、働き過ぎる「機能亢進」、自律神経は働いても体の機能が伴わない「機能障害」の大きく3つに分類されます。
自律神経の病気は3種類に分かれるが、そのうち、朝礼などで立ち続けたときに失神する「血管迷走神経性失神」の原因を調べる代表的な検査に「ヘッドアップ ティルト試験」があるそうです。
患者さんは検査台の上に固定されて横になり、検査台を起こしたときに血圧や心拍数の調節がうまくいくかを調べ、調節がうまくいかないと立位し続けたときに血圧、心拍数が急降下します。
朝礼で倒れる女性にも対策が
学校の朝礼などで気分が悪くなり倒れる、朝の通勤ラッシュ時に失神する──救急診療や内科で診察を受けても異常なしと言われる、子どもや若い女性に多いこのような失神は、血管迷走神経性失神であることがとても多いそうです。
血管迷走神経性失神の場合、ヘッドアップティルト試験を受け、長時間立位をとると心拍が遅くなり血圧が下がるという。「長く立つことで、血液が重力に従ってふくらはぎに移動し、脳に栄養を運ぶ血流が減る。すると心臓ががんばって血流を高めようと心拍を増やし、心臓に負担がかかり、交感神経が亢進(こうしん)した状態になります。すると、交感神経を抑制しようと副交感神経が活動し、心拍が下がり、血圧が低下した結果、意識を失ってしまうという流れです。
症状改善ができるセルフケアが、塩分を適度にとり血圧低下を防ぎ、水分を補って血液量を増やす。「足を交差してふくらはぎを押し、血管のポンプ力を高めることも効果的です。
長く立ち続けて脚に血液がたまり、脳を栄養する血液が不足することによって失神が起こるので、血液量を維持したり、弾性ストッキングやふくらはぎプッシュも有効になります。
というようにレジ袋がうまく取れなかったり、お子さんの立ちくらみや失神が出やすく、頭痛も合わせて症状
がある方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
最近買い物で野菜の高騰に困っている頭痛治療家 片柳亮輔