安易な対処が頭痛の原因に。

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

患者さんで最近視力が落ちてしまった。目の疲れからか頭痛になることが多い。という患者さんが多くいるので今日はこんな話題です。

 

年を重ねれば誰もが悩むことになる老眼。

それゆえに「みんななるものだし……」と甘く見ていると、取り返しのつかないことになるかもしれないです。

 老眼鏡をかけるまでもない、と“お手軽”な対策で済ます人は多いかもしれません。老眼に伴うかすみ目を解消するために、目薬を注すケースが典型だが、その手軽さゆえに注意しなければいけないこともあります。

 

目薬によって一時的に症状が軽くなる効果はありますが、あくまでも対症療法になります。間違った目薬選びをすると老眼を悪化させる場合もあります。

 有効成分の中に『塩酸テトラヒドロゾリン』『塩酸ナファゾリン』『塩酸フェニレフリン』などを含んでいる目薬には要注意。これらは血管を収縮させる成分で、“目の充血解消”などを謳った市販の目薬に含まれていますが、繰り返し使用すると血管が太くなり、逆に充血や結果的に頭痛を悪化する可能性があります。

 

 また市販の目薬には細菌の繁殖を防ぐため、防腐剤を入れているものがあります。防腐剤には角膜を傷つけるリスクもあります。いずれも老眼を悪化させる要因になりかねません。

 

 見えづらさをなんとかしようと目頭を揉むなど「目のマッサージ」をする人も少なくないが、こちらもあまりおすすめはできません。

 

年齢が上がるにつれ、水晶体の奥にある硝子体が液状化し、外部からの力に対して弱くなります。

眼球に強い圧力を与えるようなマッサージを繰り返し行なうと、硝子体に守られている網膜の剥離を引き起こす危険があるのです。そもそも目のピントを合わせるための毛様体筋は、マッサージでほぐすことはできません。

 目が疲れたと感じた時は、眼球を圧迫しないよう、目の周りを優しくさする程度にすべき。血流が促進されて、目のリフレッシュ効果が見込めます。

 そもそも老眼とは、「目の調節力」が衰える現象を指す。人間の目は、毛様体筋という筋肉が収縮することで、“カメラのレンズ”の役割を果たしている水晶体の厚みを変え、光の屈折を調節し、ピントを合わせています。

それが、加齢とともに毛様体筋の柔軟性が損なわれ、調節力が落ち、ピントを合わせにくくなってしまうのだ。

 

これを放置したままにしておくと、視力を低下させるだけでなく、自律神経のバランスが崩れることで自律神経失調症のような症状を引き起こし、頭痛の原因になってしまうんですね。

 

安易な方法で疲れ目や老眼を取り除くのではなく、根っこの原因から取り除いてあげることが一番です。

 

その目からくる頭痛で苦しんでいる方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

 

あなたの視野を広げるお手伝いができます。

 

目が疲れてくると、目の大きさが通常の1/3になってしまう頭痛治療家 片柳亮輔