過剰摂取は頭痛のもと。

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

こう毎日寒いと食欲が過剰になってしまいやすいですよね。

美味しい食べ物は世の中に沢山あるので、TVで見ただけで食べたくなることも多いです。

 

ただこんな沢山美味しい食べ物があるけれど、頭痛になりやすい食べ物があります。

それは以前、このブログ内で紹介させていただきましたので、今日はそこから深掘りをして

食べ物のどの成分が原因なのかをご紹介させていただきます。

 

1つめはこちら。

・グルタミン酸ナトリウム誘発頭痛

 国際頭痛学会は、食品によって引き起こされる頭痛を「食品および添加物誘発頭痛」としてまとめていますが、この頭痛はその代表です。

中華料理を食べ始めて20~30分すると、頭痛や動悸(どうき)に加えて顔が赤くなることがあり、これを「中華料理店症候群」として、中華料理で大量に使用するうまみ調味料(主成分はグルタミン酸)がその原因だと考えられています。

特にラーメンには高濃度(約1%)のグルタミン酸が含まれていることが多いです。敏感な人ではグルタミン酸3グラム(ラーメン1杯分)でこれらの症状をみるが、急激にグルタミン酸の血中濃度を上げるような食べ方(空腹時に慌ててスープを一気飲みするなど)の影響が大きいです。

 また、グルタミン酸はチーズ(パルメザンチーズでは約2%)や昆布(こんぶ)、トマトにも多く含まれ、日常的に相当量のグルタミン酸を摂取しています。加えて、摂取したグルタミン酸の多くは腸で消費されてしまい、ほとんどが吸収されないので、すごい神経質になりすぎることはないですが、注意は必要な成分です。

 

・ホットドッグ頭痛

 ハムやソーセージ、サラミなどに含まれる色素固定剤の亜硝酸塩によって脳血管が広がって、ズキズキとした頭痛を起こすと考えられています。

ただ外国と比較すると亜硝酸塩の使用量は、海外メーカーと比較すると極めて少なく、製造から1週間程度で残存量が激減するので、グルタミン酸と比較すると安心な成分です。

 

・その他の頭痛

 このほかにも、特に「片頭痛」や「群発頭痛」などを引き起こす可能性がある赤ワインやチーズ、チョコレート、柑橘(かんきつ)類などは注意が必要です。

チーズに多く含まれるチラミン、チョコレートのβ-フェニールチラミンといった血管作動性アミンという成分が頭痛の犯人です。

少し難しくなりますが、これらのうちカテコールアミンが外頸(がいけい)動脈(脳に行く動脈)を収縮させて、その反動で脳血管が広がって頭痛を生じます。

柑橘類に含まれるオクトパミンは、体内でカテコールアミンに置き換わって同様の作用を生じます。

 また、鮪(まぐろ)や鰹(かつお)など(ヒスチジンを多く含む)を食べすぎると、「ヒスタミン誘発頭痛」を起こすことがありますので注意が必要です。

 

というように食材としては非常に美味しい食べ物ばかりなのですが、過剰摂取をすると頭痛の引き金になります。

色々なものをバランスよく食べて、お腹と心を満たすようにしてあげてくださいね。

 

ただ、バランスよく食べているのに、なかなか頭痛が良くならない方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

ラーメンなら断然味噌ラーメンが好きな品川の頭痛治療家 片柳亮輔