カフェインはもろ刃です

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

今日は風と雨がまるで台風のようで気圧もかなり下がっていると思いますが、頭痛持ちの皆さま体調は大丈夫ですか?

 

以前こちらのブログでご紹介させていただいた「カフェイン」の良い点と悪い点をご紹介させていただきます。

 

カフェインを摂ると、眠気や疲労感が減り、集中力や思考力が増します。

 カフェインはコーヒーや緑茶、コーラ、ココア、ドリンク剤のみならず、市販の解熱鎮痛薬、風邪(かぜ)薬、鼻炎薬、乗り物酔い予防薬などにも多く含まれていることは皆さまご存知かと思います。

現代人は、知らず知らずのうちにカフェインを大量に摂取しているんですよね。

なお、脳梗塞(こうそく)や糖尿病、痛風などに対するカフェインの予防効果が報告されているのですが、今後さらに検討が必要になってくる可能性もあります。

一方で妊娠中には胎児の成長を抑制してしまうと考えられており、注意が必要なのも事実です。

 

 さらにカフェインによって二日酔いによる頭痛が和らぐことが知られ、「偏頭痛」や「群発頭痛」など脳血管の拡張が関与する頭痛の治療にも使用されています。

これらはカフェインの直接的な脳血管収縮作用によるものです。

事実、17世紀末にスイスの神経学の教科書では、コーヒーを偏頭痛の治療薬として薦めています。

また、カフェインは「低髄液(ずいえき)圧による頭痛」=外傷などによって脳脊髄液が硬膜(こうまく)の外へ漏れ出すことによる=にも有効だそうです。

 

しかし、こうしたさまざまな頭痛を軽減する一方、「カフェイン離脱頭痛」と呼ばれる頭痛を引き起こすことがあります。

コーヒーや緑茶(カップ1杯分のコーヒー、湯飲みに1杯の緑茶にはカフェイン50~150ミリグラムが含まれている)を多く飲む(カフェインを日に200ミリグラム以上、2週間続けて摂取した場合)人では、カフェイン摂取を控えることで頭痛が生じてしまい、これは反銚現象としての脳血管の拡張が原因となるのです。

最後にカフェインを摂取してから24時間以内に発症するが、100ミリグラムのカフェインを摂ることで1時間以内に症状は軽くなる。したがって、無意識のうちにカフェインへの依存を生じてしまっているんですね。

 コーラの飲み過ぎによって、子供がこのカフェイン離脱頭痛を発症した事例もあります。カフェインレスのコーラなども市販されているので、子供がコーラを欲しがった場合には、カフェインレスのものを選んであげておく方が安心かもしれませんね。

 

くれぐれも正しい知識で適量の摂取にしておきましょう。

それでもなかなか頭痛が治まらず、苦しい方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

 

小学生の頃まで、異常にコーラを飲んでいたことを今更反省している品川の頭痛治療家 片柳亮輔