二次性頭痛とは(第二弾)

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

先週末から選抜高校野球が始まって、春本番といった感じでしょうか。

今日も引き続き「二次性頭痛」の種類についてご紹介いたします。

 

この症状を知っておくことでご自身の体のためにもなります。

前回お話しさせていただいた通り、「二次性頭痛」とは原因がはっきりしている頭痛です。

当院で治療をしている「一次性頭痛」は、緊張型・偏頭痛というような原因がはっきりせず、病院でも治らないことが多い頭痛を

治す頭痛ですね。

 

では引き続き「二次性頭痛」の種類をご紹介いたします。

 

脳出血

脳出血は、脳の動脈が破れて脳の中に出血し、血液のかたまりができて脳を内側から圧迫するために頭痛を起こします。頭痛は徐々にひどくなり、なかには吐き気や嘔吐を伴うケースもあります。麻痺やしびれなどの神経症状を伴い、手足がしびれてうまく動かせない、ろれつがまわらない、物が二重に見えるといった症状がみられるときは、脳出血の可能性が高いと言えます

 

髄膜炎

後頭部が強く痛んで首すじが硬直し、吐き気や嘔吐、3839の高熱を伴う場合は、くも膜や軟膜の炎症による髄膜炎が疑われます。髄膜炎の頭痛は、体を動かしたり、頭を振ったりすると痛みが強まる点も特徴です。

ウイルスの感染によるウイルス性髄膜炎は、自然に治ることが多いのでさほど心配はありませんが、細菌の感染による細菌性髄膜炎は、治療が遅れると死に至るケースもみられるので、高熱を伴う強い頭痛が起こったときは細菌性髄膜炎を疑って、早急に診察を受けることが大切です。

 

脳腫瘍

頭全体あるいは一部に圧迫感や頭重感、鈍痛が続き、突然吐いたり、けいれん発作に襲われるようなときは、脳腫瘍が疑われます。脳腫瘍による頭痛は、腫瘍のために脳内の圧力が高まることで起こりますが、とくに朝方の起床時に強い頭痛で、起床後しばらくすると軽減するケースが多いです。腫瘍の大きさが増すにつれて、常に痛みや頭重感を覚えるようになり、頭痛が日を追うごとにひどくなっていきます。

腫瘍のできた脳の部位によって、頭痛以外にもさまざまな症状があらわれます。たとえば、視力が低下する、視野が狭くなる、物が二重に見えるといった視力障害や、手足に力が入らない、動かせないといった運動麻痺、あるいは耳鳴りやめまいが生じることもあります。こういった神経症状がある場合は、診断を受けることが大切です。

 

脳動脈解離

動脈の壁は、内側から内膜、中膜、外膜の三層構造をしており、このうち内膜に亀裂が生じてそこから血液が入り込み、動脈の壁が裂けてしまうことを動脈解離といいます。

脳動脈解離は、交通事故などの外傷後に起こる場合もあれば、格闘技などのスポーツや日常生活で何気なく首をひねったり伸ばしたりしただけでも起こることがあります。脳動脈解離が起こると、うなじから後頭部にかけて急に痛くなり、血管にこぶ(解離性脳動脈瘤)ができたり、血管の中が狭くなったりします。痛みが生じた数日以内に、脳卒中(こぶが破れるとくも膜下出血、血管が詰まると脳梗塞)を引き起こすことがあるので、気になる症状がある場合は、医師の診察を受けてください。

 

以上が「二次性頭痛」の種類になります。

上記に該当しそうな方がもしいらっしゃるようでしたら、まずはお医者さんに診察をしてもらってみてください。

 

お医者さんでの診察で原因が分からなければ、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しくださいね。

悩みをなくしていきます。

 

 

最近何事も習慣にすることが大切だと感じている頭痛治療家 片柳亮輔