みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。
花粉も70%ぐらい飛散が終わったと言われていますが、皆さん少しは症状が軽くなったりしましたでしょうか。
ちなみに私は次は目に来ています。
ということで今日は、女性が頭痛になってしまいやすい理由についてご紹介いたします。
以前も少し取り上げていましたが、今回はより深くお話ししていきます。
まず、偏頭痛に悩む女性の割合は、男性よりも4倍ほど多いです。その証拠は当院の患者さんの8割が女性の患者さんです。
女性の偏頭痛の多くは、女性ホルモンの変動によって大きく影響されます。偏頭痛は若い女性に多く、初めは10代で感じ始め、20~40代で最も多くなり、年齢を重ねると少なくなる傾向にあります。ピーク時には5~6人のうちの1人が偏頭痛を持っていると言われています。ちなみ当院の最年少が9歳。最年長が83歳の患者さんがおります。
月経関連の偏頭痛は、他の偏頭痛の発作に比べて①痛みが強い、②持続時間が長い、③再発し易い、といった特徴があります。
特に、生理の初日前後の偏頭痛は重症であることが多く、時には市販の鎮痛剤では効きにくいケースがあります。このため、生活の質まで低下してしまうんですね。
月経の片頭痛は、毎月決まった時期におこる可能性があるため、その個人の重症度によって、その期間中でなくとも不安な気持ちで日々を過ごすことにもなりかねません。
日常生活に支障がある場合は、我慢をせずに治療を受けて、きちんと治すことが大切となります。
◆◇20~30代女性の生理時に好発する片頭痛の特徴◇◆
① いつもの偏頭痛よりも持続的な痛みがある。
② いつもの鎮痛薬が効きにくい、もしくは効かない。
③ 一旦良くなってもまた再発する。
④ 吐き気などの症状があり重度である。
◆◇見逃されやすい月経関連偏頭痛◇◆
女性の偏頭痛6~7割は、月経周期に関連しています。女性では12歳から15歳の初潮の始まる頃から多くなります。しかし調査によると、本人が月経に関連した偏頭痛と認識していない割合は15%も占めています。それだけそこと関連付けるのが難しいということですね。
◆◇月経関連偏頭痛とは◇◆
月経関連偏頭痛は、生理や排卵日前後のホルモンバランスの乱れによって起こります。多くの女性が感じる偏頭痛は、卵胞ホルモンのエストロゲンと密接な関係があります。女性は月経周期によって、エストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が大きく変動します。エストロゲンの分泌は排卵前にピークになり排卵後に急減します。その後、再び上昇し月経前に減少します。排卵や月経のエストロゲンが減少する際に、偏頭痛の回数が増える傾向にあります。
エストロゲンが急減に低下すると、セロトニン神経機能が低下して脳の血管が拡張することになります。拡張した血管は三叉神経を刺激して、月経関連偏頭痛が発症します。毎月繰り返し起こる頭痛は生理周期と関係があるのですが、それに気付いていない女性も多く、頭痛を我慢してしまうのです。
【日頃の片頭痛の生活管理!】
◆さますと効果的
過剰になった熱をさますことは、拡張した血管を収縮させ痛みを鎮めるのに効果的です。外出時や職場では、冷たい缶ジュースやペットボトル飲料を利用するのも良いでしょう。
◆頭痛が起こりやすい状況を避ける
気分転換をはかり、ストレスを溜めないように気をつけましょう。食べ物ではチョコレートや赤ワイン、チーズなどの食材は脳血管の拡張を引き起こす為、なるべく摂取を控えましょう。
◆頭痛に響く音や光への対策
強い光が刺激になるので、外出時にはサングラスをかけましょう。片頭痛が起こった場合には、暗くて静かな所で仮眠をしたり、アイマクスクや耳栓を使用しましょう。
それでも緩和しない、また偏頭痛自体を全く出ないようにしたい方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
3日続くと継続できる頭痛治療家 片柳亮輔