痛みってそもそも?

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

今日はまた気温が少し低く、肌寒い感じですね。

気温の乱高下が激しいと体の調子も落としやすい時期になります。

特に自律神経のバランスが乱れやすいです。このようなときに、突然頭痛や首、肩の痛みを感じる方も

多いと思います。今日はその痛みについてご紹介いたします。

 

痛みとは大きく「急性痛」と「慢性痛」に分類されます。

 

 急性痛を「痛みの原因がなくなれば、消える痛み」とすると、慢性痛は「痛みの原因がなくなっても、消えない痛み」と考えれば理解しやすいと思います。急性痛が長期間にわたって続いても、それは慢性痛ではなく、痛みの原因がなくなっていない場合の痛みは急性痛と言えます。

 

 慢性痛は、末梢(まっしょう)神経や中枢(ちゅうすう)神経系への持続的な刺激、さらには自律神経系の異常などによって発生するが、端的に言えば痛みに対する感受性が強くなっている(「感作された」と表現する)状態である。痛みは食欲不振、意欲の低下、不眠などを引き起こし、人はイライラとしたり、怒りっぽくなり、自分の殻の中に閉じこもってしまうこともあります。これらのことから、慢性痛は単なる病気の症状のひとつではなく、それ自体が独立した症候群と考えた方がいいです。

当院でも自律神経のバランスが崩れて頭痛が発生している患者さんはとても多くいます。

 

慢性痛の患者さんでは、中脳辺縁系(脳の中央にあり、「報酬回路」「快の情動系」と考えられている部位に報酬が期待できる場合に活性化し、快く感じる系として発達した)と大きく関係する「扁桃(へんとう)体」に質的な変化がみられ、不快、恐怖、不安、怒りといった「マイナスの情動」の発現に中心的役割を担っています。

したがって、慢性痛でみられる食欲や意欲の低下などは、このマイナスの情動によると考えられます。

 従来、痛みは病気の一症状、病気を治せば痛みも自然にとれるはずだと考えられてきました。この勘違いこそが、慢性痛への対策を遅らせてきた大きな原因です。慢性痛の原因はひとつではなく、さまざまな要因が組み合わさっていることが多く、元来の痛みに加えて不安や恐怖などの心理的因子がその病態をさらに複雑なものに変化させています。また、患者さんの性格や生活歴によっても訴える痛みの程度に違いがあることが、診断や治療法の選択をしっかりとしていく必要があります。

 

急性も慢性もどこに行ってもなかなか治らない頭痛でお悩みの方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

 

これだけ頭痛を治せる手技は本当にどこにもないと自負している頭痛治療家片柳亮輔