食事から症状を理解する。

なさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

突然ですが、皆さんはバランスよく食事を取れていますか?

同じものばかり食べていたり、偏った食事をしているときは体が警鐘を鳴らしています。

 

まず、特定の食べ物を食べたくなるのは、偏頭痛の初期段階(「予兆」)にみられる典型的な症状です。

頭痛が起こる3日前~数分前に表れます。しょっぱいものや甘いもの、人によって食べたくなるものはちがいますが、特に一般的なのはチョコレート。

そう考えると、チョコレートを食べると偏頭痛が起こると感じる人が多いのも納得ですよね。チョコレートを食べて頭が痛くなれば、チョコレートが原因と考えるのが普通。でも実際は、チョコレートを食べたくなった時点で、すでに偏頭痛が起こり始めている可能性が高いんです。

なので頭痛患者さんで同じものばかりを突然食べたくなるような傾向が出て来たら、偏頭痛になりかけている警鐘の可能性が高いので十分注意してください。

 

頭痛以外にも食事の内容で体が何を求めているかを少しご紹介します。

 

ポテトチップスが無性に食べたくなってしまう? もしかしたら水分が不足気味かもしれません。

身体は常に水分バランスを整え、ちょうどよく維持しています。

でも、ときどき水分と電解質のバランスが崩れると、もとの状態に戻ろうと、本能的に特定の食べ物や味を求めてしまうんです。ポテトチップスが食べたくなるのは、水分バランスに必要なナトリウムを欲しているからと言われています。体重を増やさずにしょっぱいものを楽しむには、ポテトチップスの代わりに、ピクルスをつまむ、ご飯に醤油をかける、野菜ジュースを飲むなどの方法がおすすめ。

 

最後は睡眠不足だと、ジャンクフードを食べたくなることが多いことが学者さんの検証から明らかになっています。

睡眠が足りていないと、複雑な判断をする領域の活動が鈍り、より深いところにある脳中枢でごほうびを求める活動が活発化しています。言い換えると、健康的な選択をするのが難しく、身体に悪いとわかっていてもおいしそうなものを求めてしまうそうです。

このような脳の活動や意思決定の変化を見れば、睡眠時間が短い人に太りすぎや肥満の方が多い理由を説明できるかもしれません。

ちなみにポテトチップスやクッキー、キャンディーを食べたくなる衝動を抑えるには、17時間以上の睡眠を取ることが大切だそうです

 

食事選びをしている時点でも脳は体の色々な状況を察して選んでいます。

特に頭痛患者さんは、同じものを体が欲しているときの予兆をつかめるようにしておくといいですね。

 

ただそれがわかっていても頭痛は起きてしまうことも多いです。

そんなつらい頭痛でお悩みの方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

 

学生の頃マックのポテトにハマりすぎていた頭痛治療家 片柳亮輔