睡眠負債は重い。

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳亮輔です。

 

11月に入り今年も残すところ2ヶ月切りました!

師走に向かっていくにつれ、様々なことが忙しくなっていませんか?

 

そこから頭痛や睡眠不足になっていく方もとても多くいらっしゃいます。

今日はそんな睡眠負債(すいみんふさい)に関するお話です。

 

眠っているのに休めていないわけ

まず「睡眠負債」とは、慢性的に睡眠時間が足りないことで簡単には解決しない深刻なマイナス要因が積み重なっていく状態です。金銭的な負債と同じで、容易に返すことができなくなり頭痛や疲労の大きな原因となります。

普段の寝不足を「寝だめ」で解消しようとする生活が脳や体にダメージを与え、頭痛や自律神経の乱れ、またはガンや認知症といった疾患のリスクを高めます。普段のパフォーマンスも悪くなり、寿命も短くなる恐れもあると言われています。 

以前とある大学の研究で健康な8人を14時間無理やりベッドに入れて寝かせる実験があったそうです。

実験以前は毎日平均7.5時間寝ていたという8人は、初日は13時間、翌日も13時間眠ったが、その後、次第に起きている時間が長くなっていき、3週間後にやっと平均8.2時間に落ち着きました。

ここで注目すべきなのは、生理的に必要な睡眠時間と思われる8.2時間に落ち着くまでに3週間もかかったということだそうです。そこから導き出された結論というのが週末23時間長く寝たところで、睡眠負債は返済できず、逆に週末に、普段よりも90分以上多く寝ているという人は、危険な状態にあると考えた方にたどり着いた出そうです。

 

調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、加盟諸国で最も短く、平均より約1時間短かった。厚生労働省によると、5人に1人が睡眠で十分に休養が取れておらず微増傾向にあります。

特に40代の働き盛りの間では、おおよそ3人に1人と高まる。

 

睡眠の役割のひとつは、自律神経によって脳と体に「休息」を与えることにあります。人間は起きているときには交感神経の活動が高いのだが、睡眠中は副交感神経が優位になって脳と体を休ませます。

寝ているときにも副交感神経が優位にならなければ、せっかく睡眠をとっても脳や体が休まらない。睡眠負債のある人に、そういうことが起きることが分かっています。

 

寝る90分前に入浴

それでは、どうしたら深く眠れるのか。「入眠90分前の入浴」をそのひとつです。

人間は体内の体温(深部体温)が皮膚温度より高いが、眠っている間はその差が縮まります。入浴すると深部体温はいったん上がり、その後に急降下する。

実験によると、40度のお湯に10分つかると深層温度は約0.5度上がり、元に戻るまで90分だった。そこからさらに下がるため睡眠中の状態に近づき、深い眠りにつくことができます。

 

平日に残業や飲み会、忙しい家事や育児が続いて睡眠時間が短くなり、週末に取り返そうとして長く寝るが、その分夜更かししてしまうと、睡眠の質は下がり、週明けはつらくなりますよね。

 

規則正しい生活リズムを作り継続するのは簡単なことではないかもしれないですが、まずはできるところからでも実践してみてくださいね。

それでもなかなかツラい頭痛・偏頭痛が治らない。病院や薬を飲んでもよくならない方は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

 

あなたの頭痛の原因と治し方がわかります。

 

 

娘と一緒に健康的なリズムになりつつある品川の頭痛治療家 片柳亮輔