みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳亮輔です。
今年も残り10日ほどとなりましたがいかがお過ごしでしょうか。
忘年会やお子さんの育児、家事に追われて頭痛になったりされていませんか。
今日はそんな頭痛に関連する目からくる頭痛のご紹介。
以前「閃輝暗点」というのをご紹介しましたが、似た症状についてです。
片頭痛に関連してギラギラした光が見える 閃輝暗点など、視野に邪魔なものが出現する「視覚陽性現象」と言います。
当院には、典型例ばかりではなく、もっとバリエーションに富んだ視覚陽性現象を体験した方々が頭痛の症状を訴えていらっしゃいます。
そんな色々な種類のパターンについてです。
光の線が上下に動きながら輝き、目を閉じても消えない
朝起きると光の線がいくつか見え、それが上下に微妙に動きながらキラキラと輝き、目をつぶっても消えない。
その現象は5分くらいで消え、以後は起きていないという症例です。
閃輝暗点の不全型だと思い、頭痛の症状を聞くと、その朝は頭が重く痛かったということですが、若い時から、頭痛はほとんど経験したことがないそうです。ただ、これは「閃輝暗点の不全型」というものということのなります。
視界に砂嵐や残像で家族が頭痛持ち
視界の中に砂嵐がいつも見えるようになって困っている方についてです。子供の頃から授業中は落ち着いて座っていられず、発達障害の診断で薬物治療を受けていました。また母親は頭痛薬を手放せなかったそうです。
先ほどの症例は男性で女性も砂嵐が常に見える症例です。幼い頃からありましたが、誰にでも起きることだと思っていたそうです。仕事が急激に忙しくなると、脈打つ頭痛が時々生じ、同時に砂嵐も次第に激しくなってきていました。こちらの患者さんのお母さんと妹さんも片頭痛を持っていました。
この共通する他の特徴は、残像が出やすいことと、音などに対する感覚過敏があることです。
「まぶたがヒリヒリ」「眼球が膨らむ」……どこへ行っても「原因不明」
視覚陽性現象とは、ちょっと異なる感覚を持つ人もいます。
男性の患者さんで半年前から、まぶたがヒリヒリする感覚が現れ、2時間ぐらい続くという症状に悩まされていました。残像も頻繁に出るそうです。
他の男性の患者さんでも20年以上前から年に数回、右眼球が膨らむ感覚があり、それが数時間続き、病院では原因不明といわれ、においに対する感覚過敏も持っていました。
前半の閃輝暗点不全型も、その他の症例も、視覚陽性現象や目の感覚異常が前面に出ていますが、全て頭痛の家族歴や感覚過敏の存在から、片頭痛症候群と思われます。
こうした変わった症状の存在は頭痛にばかり診察をしていることにより起こりがちです。患者の訴えによく耳を傾けると、様々な症状に出会います。
それになによりも、患者さんが典型的な頭痛が前面に出ないタイプの現象なのだと知れば、余計な心配や検査、治療をしないですみますよね。
こんな症状で毎日悩んでいる方がいれば一度品川の頭痛専門治療 やなぎ整体院に問い合わせてみてくださいね。
これまでの苦しみから早く抜け出しましょう!
20代前半に閃輝暗点で苦しんでいた品川の頭痛治療家 片柳亮輔