仕組みシリーズ〜耳鳴り〜

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳亮輔です。

来週週明けは雪の予報が出ています。

つまり明日以降で気圧が下がっていくタイミングになるので、気圧変化で頭痛になりやすい人は早めに対策をしてツラくならないようにしてくださいね。

 

そして今日は頭痛ととても繋がりの深い「耳鳴り」についてご紹介させていただきます。

 

当院でも「頭痛と耳鳴り」でツライ思いをされている方が沢山います。

今日はその仕組みを紐解いていきたいと思います。

 

まず耳鳴りを経験されている方の多くは聴覚低下の傾向が見られている方も多いです。それは音を聞く仕組みの障害(難聴)が、耳鳴り発生のきっかけになっているとも言われています。

そもそも音の伝わり方はこんな感じです。

空気の振動である音は、耳介によって集められ、外耳道を通って鼓膜を振動させます。鼓膜の振動が耳小骨という器官によって増幅され、鼓膜に伝わります。その中にある蝸牛(カギュウ)という部位は、音を電気信号に変換するという貴重な役割があります。その電気信号は視床によって「重要」「危険」「不要」に分類されます。

自分に向けて話しかけられた声や救急車のサイレンは「重要」もしくは「危険」として選ばれ、聞こえの脳である聴覚野に電気信号が送られます。

一方でエアコンや冷蔵庫などの音は「不要」に選ばれ意識を向けない限り切り捨てられて、聴覚野には信号が送られないため、聞こえていないのと同じことになります。

 

蝸牛で変換された音の電気信号で、脳の聴覚野で音と認識されるまでの経路を聴覚路といいます。

 

ではその聴覚野の障害である「耳鳴り」の仕組みについてです。

蝸牛等の障害によって聞こえの脳である聴覚野に音の電気信号が送りにくくなってしまうと、脳の働きが変化し耳鳴りが発生します。

耳鳴りは聴覚路の障害がきっかけとなって脳で起こるというのが考え方です。

 

また全く音のない場所では、誰にでも耳鳴りは聞こえているとも言われています。

ただ日常生活の音にかき消され、ほとんど聞こえることがないのです。

しかし聴覚路の障害によって弱くなった電気信号を脳が強くしようと変化するため、

本来小さかった耳鳴りの信号も強くなるため聞こえてくるわけです。

 

こんな耳鳴りも当院では治すことができますので、何をしても治らずツライ思いをしている方は一度受けてみてくださいね。

 

聞きたくない音を少しでも早く無くすお力になります。

 

これほどまでに世の中に「耳鳴り」が多いと

治療家になって実感した品川の頭痛治療家

片柳 亮輔