カフェインの効用。

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。

昨日から全国的にも一斉に学校再開の動きが見られました。菌のことは意識しつつも普通の生活に戻りつつあるのは嬉しいことですね。

 

企業の方針は様々のようで、年末はもう在宅もあれば、6月いっぱいはまだ在宅。6/1から出勤。隔日で出勤など様々です。

何れにしてもいつも同じペースで生活ができるわけではないため、リズムが崩れ頭痛の原因になります。

仕事のリズムは変わっても食事や睡眠のリズムは変えないようにして、予防を心がけましょう。

 

そんなリズムを整えたり、落ち着いたりするのに大活躍するのが「カフェイン」です。

摂取すると「眠気が覚めたりできる。」というのはよく聞くかと思いますが、実際のところはあまりわからないのが正直なところです。

 

ということで今回は「カフェイン」についてです。

このカフェインは、実は毒性も持っているのです。大量摂取でなければ体に害はないですが。化学構造はモルヒネやニコチンと似ていて、神経を興奮させる作用があります。

 

具体的にどのような働きがあるかというと、

1。覚醒・興奮作用:脳の中にある眠りを誘うアデノシンという細胞に結合し、働きを抑えることで覚醒・興奮させる作用があります。それにより、疲労感を感じにくくなり、集中力を高めてくれる効果があるのが、カフェインの最も大きな効果ですね。

なので運動や勉強開始の30〜60分前ぐらいに、体重1㎏当たり3〜6mgのカフェインを摂取すると、長時間の疲労感を軽減し、パフォーマンス向上に効果があるのです、

 

2。偏頭痛を抑える作用:カフェインは交感神経を刺激し、血管を収縮させる作用があります。この血管拡張が偏頭痛緩和の効果が期待できます。頭痛薬にもカフェインは入っています。

ただ緊張型頭痛のように筋肉からきている頭痛の場合は、逆効果になる場合もあるので注意が必要です。

 

3。利尿作用促進:心臓から送り出す血液量を増やすことにつながり、腎臓の血流を増加させ、血液ろ過量も増加させます。これが尿の生成量を増やすため、排尿が増えるのです。また血液中の余分な水分も減るので血圧を下げる効果も期待できます。

 

ただ定期的に摂取すると耐性ができるので、利尿作用は軽減されます。

 

以上のような働きがあり、カフェインは吸収が非常に早いです。約15分ほどで血中に現れて、30〜120分が血中濃度のピークを迎えると言われています。

半減するタイミングは2〜8時間と個人差はありますが、長時間の効果が期待できます。

 

様々な効果が期待できる一方でやはり過剰摂取は体に毒です。

成人で1日あたり約400mg、妊婦さんや授乳時期の女性は1日あたり約200mgまでで、それ以上摂取すると過剰摂取になります。

 

取りすぎると中枢神経というところが異常に刺激され、頭痛、めまい、心拍数増加、めまい、震え、不眠が起こります。また消化器官も刺激されるので、下痢や嘔吐の症状が出やすくなります。

さらにカフェインは女性ホルモンのエストロゲンも刺激するため、乳腺症の症状も発症する恐れがあります。

 

このように適量を摂取すれば、良いパフォーマンスを出すことにつながりますが、摂りすぎることで頭痛をはじめ、様々な症状の原因にもなりますので気をつけて効率よく摂取しましょう。

 

頭痛やめまいが全く解決されない方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までご連絡ください。

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1日コーヒーは3杯までと決めている

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔