みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳亮輔です。
コロナウイルスが少し収束したと思えば、中国の北京で第2波が始まっているようです。
日本で同じように第2波になるのは避けたいところ。最近治療薬についての報道がなくなってしまってますが、ぜひ早く開発してもらって、根本解決のために前進してほしいところです。
さて話は変わって最近30℃超えが連日続いています。
実は暑さで自律神経のバランスが崩れやすくなるのをご存知でしょうか?
体温や血圧コントロールから心肺、消化機能まで。体のあらゆる働きを司っているのが自律神経です。
夏になるとその自律神経が常時動き続けるため、頭痛、倦怠感・食欲減退などの夏バテ症状が出やすくなります。
電車内や職場やご自宅はもちろん。今は学校でも当たり前なのでしょうか?
しっかりエアコンの効いた室内と、30℃以上の屋外を盛んに出入りするなど、かなりの温度差の中で生活していると、体は状況に対応するようにできていないため、自律神経が疲れてしまうんです。
自律神経の機能低下はヤル気の減退も引き起こすわけですが、これは非常に危険な徴候です。
意欲が高まると活発に活動するわけですが、自律神経も活発に働きます。それを避けるために意欲が減退する仕組みなわけです。実際には意欲低下が起こる前に頭痛と“飽きやすい”という症状が出てきます。
頭痛と飽きは疲労の大きなサインです。
あなたの好きなことや趣味にも集中できなくなってきたら夏バテ疲労の兆候だと思うべきです。
ただ、やる気の減退だけで済めば良いですが、夏バテ状態を解消せずに放っておけば、さらにひどい状況にも発展していく可能性があります。
自律神経でコントロールできなくなると、次は体は内分泌系の機能がコントロールしようとします。
するとステロイドホルモンというものを分泌するわけですが、こいつがとても厄介なのです。
糖尿病リスクを高めてしまいます。また生活習慣病のリスクも高まり、脳卒中や心筋梗塞の可能性も高くなるという悪循環になってしまうわけです。
この夏バテと、今年はすでに急増している熱中症も「自律神経の不調が原因のひとつ」です。
先日のブログでも書きましたが、熱中症と言っても、原因や症状で頭痛や熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病に分類されます。
熱失神は一過性の血圧低下。熱けいれんは塩分不足。熱疲労は高体温や水分不足が原因。
これらが組み合わさって熱射病になれば、命の危険もあります。軽い熱中症でも夏バテと組み合わさるとかなり危険な状況になります。
今年はマスク着用しながら暑い夏を過ごすことになるので、本当に注意すべきです。
熱中症で言えば、体への熱負荷がポイント。日射が非常に強い屋外はもちろん、閉め切った屋内でエアコンを使っていない状況でも起きやすいです。また何度も記載していますが今年はマスクがキーポイント。
また気温だけでなく湿度も大変重要で、湿度が10%高くなれば気温2℃上昇と同じ程度の熱負荷がかかります。
となれば、当然有効なのはエアコンだ。いまだに「エアコンをつけて寝るのはNG」ともありますが、その考え方は現代では変えていく必要があるわけです。
エアコンをつけずに寝て夜中に暑さで寝汗をかいて目が覚める。これは一番最悪なわけです。
本来、睡眠を取ることでの自律神経を休めますが、寝汗をかくことで自律神経が全然休めていません。
自律神経の機能が回復せず、夏バテの症状を加速させてしまいます。
だからといってエアコンを使い解消するにも、使い方次第ではリスクとなります。
当たり前ですが冷えすぎはやはりよくないですよね。またエアコンの風を直接肌に浴び続けると脱水症状になる可能性もあります。
夏に美味しいお酒を飲んだ夜は特に注意するポイント。
扇風機などで間接気流をつくり、エアコンが苦手な人はタイマーも活用しておきましょう。
また、冷感スプレーは体温を下げずに涼しさを感じさせてくれますが、外出前に使うと体温調整機能を失い非常に危険なので使用は外から戻ったときにしましょう。
夏は仕事だけでなく休日は出かけることも多くなり、活動的になる人が増えていきます。
少しぐらい疲れていてもと、無理を続けて活動していると夏バテへと一直線です。
自律神経の機能は年齢とともに低下し、40代は10代の半分以下と言われています。
今年は特に熱中症リスクが高いですので、例年以上に注意しながら日常生活と夏をエンジョイしましょう。
色々予防しても頭痛や自律神経が安定しない場合は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
今年は夏への体力作りは順調です。
品川の頭痛治療家 片柳亮輔