緊張しすぎるとどうなる?

みなさまこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳亮輔です。

 

7月も間も無く中盤。中学校や高校、大学は試験シーズンですね。またお仕事もコロナ影響はありながらも、週1回は出社という企業も出てきています。

 

久しぶりに出社や落とせない試験の時などに極度に緊張を感じてしまう方も多いと思います。

また学校登校が始まって1ヶ月弱ですが、学校に行くたびに、友達や先生と人間関係になれることができず緊張し続けているお子さんが非常に多いです。

それが原因で頭痛となり、来院されるお子さんが例年の2〜3倍になってきています。

 

そのような症状を「過緊張」というのですが、この状態は一時的にパフォーマンスが上がるということもありますが、長時間緊張状態が続いてしまうと体がオーバーヒートしてしまい、支障が出てしまいます。

 

今日は「過緊張」のどこがよくないのか。お伝えしていきます。

 

「過緊張」とは、仕事や試験などのストレスによる緊張で、過剰に交感神経が優位になってしまう状態です。そのような人は、ストレスを感じる場面が過ぎても緊張状態が続き、状況にかかわらず常に交感神経が高ぶるために、頭痛をはじめ心身にさまざまな悪影響が及びます。まず過緊張が続いてしまったときに引き起こされる症状について解説します。

 

頭痛・肩こり

交感神経が過剰に高ぶった状態が続くことで、筋肉がこわばり、頭痛や肩こりなどにつながってしまいます。

 

「交感神経が常に優位だと、筋肉を緩める時間がなくなり身体全体が膠着します。

特にこめかみ付近にある側頭筋や、肩甲骨あたりにある僧帽筋(そうぼうきん)といった筋肉がこわばりやすく、頭痛や肩こりを引き起こしてしまいやすいです。

 

睡眠障害

過緊張が続くと最も出やすい症状が「睡眠障害」です。

 

「本来リラックスしているはずの睡眠時にも交感神経が高ぶってしまうため、寝つきが悪い、眠りが浅くなる、朝早く目覚めてしまうなど、不眠の症状が現れやすくなります。また、睡眠の質が低下することで、眠気や疲労、気分の落ち込みなどを引き起こし、日中のパフォーマンスに悪影響が出ることもあります。

頭痛患者さんの中でも睡眠時間を十分とっているものの、疲れが取れず、朝から頭痛や疲労感が出ている方が非常に多いです。

 

 

冷え、疲労感

過緊張が続くと血行が悪くなり、手足の冷え、全身の疲労感につながります

 

「交感神経が高ぶった状態が続くと、皮膚の血管が収縮し血行が悪くなるため、手足に冷えの症状が現れやすくなります。さらに、血行不良は代謝の低下につながり、全身の筋肉や内臓などへ酸素や栄養がうまく行き渡らなくなるため、全身にだるさや疲労感を感じることもあります。

 

と言うように頭痛を始め、様々な症状を引き起こしてしまいます。

 

過緊張の原因

過緊張を引き起こす原因は、ストレスによる自律神経の乱れにあります。交感神経と副交感神経からなる自律神経は、正常な状態であれば、朝目覚めたときに覚醒をつかさどる交感神経が優位な状態に、就寝に向けて休息をつかさどる副交感神経が優位な状態に切り替わっていきます。

 

過緊張が続くとバランスが崩れ、夜になっても交感神経が高ぶったままで、副交感神経への切り替えがスムーズに行われなくなります。こうした自律神経の乱れを引き起こす主たる要因は、「日常にあふれるさまざまなストレス」から発生します。

 

過緊張は、適切に対処すれば症状の解消が見込めます。

 

原因である自律神経の乱れを整えることが、過緊張を解消する一番の方法です

 

 

リセット呼吸術

「リセット呼吸術」は、自律神経のバランスを整える方法です。呼吸は自律神経と深く関わっていて、息を吸ったときには交感神経の働きが高まり、息を吐いたときには副交感神経の働きが高まるという仕組みになっています。

 

息を吐く時間を吸う時間よりも意識的に長くすることで、副交感神経を刺激することができます。腹式呼吸を基本とし、息を吐く時間を吸った時間の2倍ほど時間をかけるイメージで行います。

 

 

マインドフルネス瞑想

寝る前に緊張がほぐれないというときは、「マインドフルネス瞑想」がおすすめです。その瞬間の自分の感情を客観視することで、ネガティブ思考など感情の乱れを起こしにくくする方法です。

 

「過緊張が続いてしまう人は常に交感神経が高ぶった状態でリラックスできないため、日中に感じた不安やイライラを、リラックスできるはずの就寝時にも持ち込んでしまいます。マインドフルネス瞑想は、そうした雑念から解放される方法として有効です。呼吸を整えながら自分の心がどんな状況なのか見つめていくと、睡眠前にネガティブな感情を切り離せるようになります。

 

 

自律訓練法

一時的・一晩程度寝つきが悪いだけなのに、「もしかして不眠かもしれない」「どうすれば眠れるか」など考えすぎて過緊張になり、睡眠障害につながってしまうことがあります。このようなときに有効なのが「自律訓練法」です。

 

「自律訓練法は、『右腕が重たい』『左腕が重たい』など、意識を身体の一点に集中させて呼吸を整えることで、副交感神経を優位にさせ、緊張状態をほぐす方法です。副交感神経が優位になりリラックスするため、寝付きもよくなり、睡眠の質も向上して行きます。

 

と言うように「過緊張」にならないようにするには自分をコントロールしてあげることが最も大切です。イメージは自分が2人いて体の中でコントロールしている司令塔がもう一人いるような感覚です。

 

どうしても自分のことを責めてしまったり、過少評価してしまう自分に厳しく周りに優しい方が多いです。自分のことを認めてあげましょう。

ただそれでも自身のコントロールができず、頭痛や症状が治らない方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

→頭痛を治して新しい世界に進みたい方はコチラ。

 

 

司令塔という言葉が大好きです。

頭痛治療家片柳亮輔