みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。
今日は学生の頭痛患者さんで、入眠に1時間半以上毎回かかってしまうお子さんが来院されました。
頭痛患者さんの中でもなかなか眠りに入れない、もしくは夜中に何度も起きてしまう。という症状のある患者さんが最近非常に多いです。
なので今日は入眠についてご紹介させていただきます。
まずこの睡眠については、日本人の5人に1人が悩みを抱えていると言われています。
眠れない原因として、体の不調、環境の変化、精神的ストレスや心の病気や薬など。様々なこと原因となります。
その中の原因・対策の1つとして「体温」が大きく関係してきます。
赤ちゃんを例にするとわかりやすいのですが、眠る前に手足が暖かくなりますよね。
つまり体温をうまくコントロールできれば、快眠へと近づけるという事になります。
まずそこを理解する前段階として、人間の体温の仕組みについてです。
1日の体温の動きは、2つの仕組みによって調節されており、体内時計ともう1つは熱産生・放熱機構です。
体内時計は、おでこの奥の方にある脳の「視交叉上核」にあり、体温リズムだけではなく、睡眠と目覚めなど、様々な生体リズムを作り出しています。
熱産生・放熱機構の中心は、耳の奥の方にある脳の「前視床下部」にあり、体内時計が時間の進行とともに設定を変化させる基準値に体温が近づくよう、熱を作ったり、熱を体内に逃したりして体温を調節しています。
この2つで睡眠と目覚めのリズム調節、睡眠もまた体温調節に関わっています。
では睡眠の際の体温は基準値が下げられる事により、代謝が低下し、体内で生み出される熱の量がすくなくなるため、睡眠自体が体温を下げている事になります。
ノンレム睡眠(深い睡眠)や、特に眠りの深い「徐波睡眠」では、体温の低下が大きくなります。
その際の具体的な体温の状態ですが、手足の甲の皮膚血管が開き、体に対する手足の相対的温度が上昇していきます。そして、手足から外界に熱が逃げていく事で体の内部の温度が下がっていきます。
それにより体の内部の温度を下げる事で、体全体の代謝を下げ、引き続いて脳温も下がって眠りに入っていきます。
人間の脳は他の動物に比べ、機能が高いため疲れた脳がオーバーヒートしないよう、脳の温度を下げて休ませ、脳の疲労を回復させるのが睡眠なのです。
何度もこのブログで紹介させていただいているように、頭痛と睡眠の関係は密接したものがあります。
毎日の疲労やストレスを取り除くためにも、質の良い睡眠をとり、頭痛や疲労の予防を心がけていきましょう。
それでも頭痛や倦怠感のような疲労が取れない場合は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
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品川の頭痛治療家 片柳 亮輔