舌で頭痛がわかる?

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳亮輔です。

どんどん秋めていてきたな。と思ったらまた20℃以上の陽気に戻ってきました

 

これだけ気温差があると頭痛になってしまったり、体調崩されたりはしていませんか。

 

今日は自分でも体調の状態がわかる方法をご紹介。

 

 

まずは目の前に鏡を用意してくださいね。

 

早速ですが、何を見たら体調がわかるのか?

 

それは「舌」!

 

口は、人の体質や健康状態など、さまざまな情報が集まっていて、特に舌は体の変化のサインが真っ先に表れる場所です。

 

東洋医学では体調を見る際に全身にサインが表れますが、特にそのサインが集中するのが口の中。舌の色や形、口臭から、健康状態が非常にわかりやすく出ます。

 

東洋医学では『気』『血』『水』で体調を見るのですが、口の中はこの3つがそろっている唯一の組織が「舌」です。

血は血流状態を指し、舌の色や静脈を、水は水分量で唾液の量や潤い具合を見ます。気は自律神経で舌の動きや形状から分かります。

 

「理想の舌」は、淡いピンク色で少し白いコケがついている状態。

小学校低学年くらいまでの多くの子どもが持つ舌です。しかし、舌は年齢を重ねるごとに、独自の生活習慣が積み重なって、徐々に色や形が変わり、体調に変化が表れるようになります。

 舌を観察することで体調を客観的に把握することができるようになるのです。口の中は、大きく5つのタイプに分かれています

 

1)熱化タイプ、(2)ネバネバ湿化タイプ、(3)カラカラ乾燥タイプ、(4)ドロドロ血流タイプ、(5)ギザギザ浮腫タイプ

 

舌を見ることでも頭痛になりやすいタイプ、精神的ストレスを抱えている方を見分けることもできると思います。

 

 舌を見る時は太陽の光の下が最適だが、室内で見る場合は白熱球と蛍光灯が両方点いている光の下がいいです。

舌の大きさ、形、コケの色、舌の裏の静脈など、鏡を見たり、家族で互いの舌を見比べてみたりしてみてくださいね。

 

まずは

⑴熱化タイプ

舌が赤く血流の多い「熱タイプ」で、肉の焦げたような口臭が特徴。

舌が赤くコケは少なめで一見するとツルリときれいに見えるが、舌が赤すぎるのは熱で体がのぼせている状態を意味します。

このタイプは美食家が多く、糖尿病や高血圧といった病気になりやすいタイプ。男性に多いですが、更年期以降の女性にも時々見られます。舌が赤いのは、体全体が炎症を起こしているような状態で、舌が赤すぎるとピリピリした痛みも伴いやすくなります。舌のコケがつかないほどまで赤くなると、脳梗塞のリスクが考えられます。いちごのように真っ赤になっている場合は特に要注意。

 

性格的な特徴は、短気で怒りっぽい傾向。押しが強く、バリバリと仕事をする人も多い。

 

2つ目は

⑵湿化タイプ

口の中は粘着質で、唾液が粘りやすく、黄色いコケが舌が特徴。このタイプはゲップが出たり、鼻炎や関節炎になりやすく、粘り気のある鼻水が出るなど、全身的にどこか「粘り」がある。胃と肝臓が弱く、口臭が硫黄のような臭いが特徴。

このタイプの人がストレスにさらされたり、緊張状態が続いたりすると交感神経が優位になり、痰が出やすくなります。最近若い人の間にも増えているのが、喉のつかえを感じるというもの一つ。

ただ、検査しても喉には何の異常も出ません。原因はストレスの可能性が高いです。体液はサラサラと流れているものですが、長時間のストレス下で体が少しずつ燃焼し続けた状態で、水分が奪われて体液に粘りが出てきて、鼻や喉や関節など、体のさまざまな所にたまりやすくなります。

 もともと体に“湿”をためやすい体質なので、湿気の多い梅雨時になると疲労、頭重感、めまいなどを訴える傾向がある。「本来体が抱えている“湿”に、季節の“湿”がプラスされることで不調が出やすくなるのです」 

こちらの湿化タイプの方は頭痛に特になりやすい要注意タイプと言えます。

 

⑶乾燥タイプ

舌が干し椎茸のように乾燥して縮んでいる状態で、裂紋(れつもん)という大きなシワが目立つ。口臭は乾いた雑巾臭。

完全に水不足のタイプです。特に症状が出やすいのが冬。口が乾くだけでなく、ひじ・ひざ・かかともカサカサしていたり、髪がパサついていたりします。ドライアイでまぶたがけいれんすることもあるでしょう。

 舌が突っ張った感じでヒリヒリとした痛みを伴う人もいます。唾液が少なく、細胞が乾燥して縮むから舌の味蕾(みらい)がつぶれて味が分かりにくくなっています。そのため、自然に濃い味付けを好むようになりますが、これが続くと、糖尿病になりやすいので要注意です。

 

 健康状態が悪化すると、便秘、骨粗しょう症、高血圧から、腎不全、動脈硬化、脳卒中といった重症な病気へとつながっていきやすいです。

水分不足による脱水で頭痛が起こりやすいタイプにも分類できます。

 

 起きている時の水分の消費が激しいので、昼~夕方にかけて体が乾燥し、関節がきしむような痛みが出るなどの不調を感じるようになるのが特徴です。

 

⑷血流タイプ

血液の中の酸素が欠乏して皮膚などが青黒くなる、チアノーゼになった時のように舌が紫色になり、血生臭い口臭が特徴です。

ドロドロ血流タイプは血流が悪く、足先が冷えやすいなど、特に下半身が冷えるのに、頭は火照ったりしています。女性全世代に多いですが、特に更年期の女性によく見られます。青アザがでやすい、手足にクモ状の血管が出ている、目の下にクマがある、爪の甘皮がむけやすいなどといったサインが体のあちこちに出ています。

症状が進むと、子宮内膜症や脳卒中、心筋梗塞のリスクが高まります。症状が重症化している場合は、舌の色が相当変色しているはずです。

 

こちらの方は直接的な頭痛というようりも体の冷えが原因で血行不良となり、頭痛に繋がっていく可能性があります。

 

⑸浮腫タイプ

こちらの方は今回の舌のタイプの中でも最も頭痛になりやすいタイプとも言えます。

 

舌は全体に白っぽく、舌が水分で膨れているため、舌の縁が歯に当たりギザギザしています。

体の水分が多い人で、冷えやすいのが特徴です。しかし、このタイプの人の冷えは、ドロドロ血流タイプの冷えとは違い、水分過多による全身的な冷えです。他にも、むくみ、下痢、慢性疲労、体のだるさ、鼻水、嘔吐といった症状がみられます。特に気圧に影響されるため、台風シーズンに体調を崩しやすいです。

 

 

様々なタイプがありますが、どれもまずは生活習慣の乱れから起こっていることが非常に多いです。

まずは生活習慣を改善していくことをお勧めします。

 

 ただ症状が悪化している場合は生活習慣の改善だけでは間に合わない場合もありますが、日常的に舌を見る習慣をつけることで、日々の自分の体調を把握するバロメーターとして使えるはずです。

ぜひご自身で鏡を見たり、この年末年始にご家族で舌の確認をしてみてはいかがでしょうか。

 

そして私はやっぱり頭痛持ちで重症だ!と思った方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しくださいね。

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食生活は意識している

品川の頭痛治療家 片柳亮輔