みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。
突然ですがみなさん「薬疹」という言葉をご存知ですか?
薬で起こるアレルギーのことですが、このブログをご覧になられている頭痛持ちの方は頭痛薬をやめたいけど、なかなか止める方法が見つからず飲まれていますよね。
私も元々は頭痛持ちで頭痛薬をたまに飲んだりしていました。
その際に実は頭痛薬を飲んで「薬疹」になってしまったのです。
しかもその時は1錠だけで!
多く飲むことによって起こることを聞いたことはありましたが、
1錠だけでなるとは思っても見ませんでした。
今日はその実例の写真と、みなさんの最も身近な薬である頭痛薬によって起こる「薬疹」について説明させていただきます。
まず薬疹についてから。
別名「薬剤アレルギー」と言いますが、これは抗菌薬や消炎鎮痛剤、抗けいれん薬、痛風治療薬などが多いです。
ある薬が投与されると、その薬に対する抗体が体内で作られ、次に投与された時に交代がその薬を攻撃することで、様々な症状を引き起こします。
また抗体が関与しない地縁型のアレルギーも起こります。
この薬が仮に少量でもアナフィラキシーショックなどの重篤な症状を起こすこともあります。
ちなみに私が薬疹が起きた際に使っていたのが、「消炎鎮痛剤」の市販薬でした。
このアレルギー反応は、発生メカニズムによって4種類に分かれており、この4種類のいずれのアレルギーも起こす可能性があることがわかっています。
・Ⅰ型アレルギー
即時型アレルギーやアナフィラキシーと呼ばれるタイプで、薬を投与してから数分~〜数十分で症状が現れます。
原因となる薬が体内に入ると、抗体とマスト細胞のはたらきでヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出され、かゆみや粘膜の充血、むくみなど様々な症状が引き起こされます。抗菌薬や鎮痛薬が原因となります。
→症状は一般的な蕁麻疹です。重症になると気管の粘膜が浮腫むことで呼吸困難に生じたり、血圧の急激な低下によるショック状態などのアナフィラキシー 症状になることがあります。
自分はアナフィラキシーまでは行きませんでしたがこの症状に最も類似していました。
症状が出たときは、さすがに「ヤバイ!」と思いました。
※写真を参照ください。
手の写真だけですが、そのほかにも足・口・臀部に激しく出ていました。
・Ⅱ型アレルギー
細胞障害型アレルギーと呼ばれるタイプのものです。自分の細胞に原因となる薬剤が結合し、免疫が活性化することでその細胞にダメージが加わり、様々な症状が生じます。
主に赤血球や血小板などの血液中の細胞が障害され、貧血や紫斑が生じることが多いです。頻度は高くありませんが、ペニシリン系の抗菌薬は貧血を起こすことが知られています。
→症状は貧血による倦怠感や動悸、息切れなどの貧血症状や黄疸が現れます。長期間未治療の状態が続くと胆石症を合併することもあります。出欠や鼻血、アザが生じやすくなります。
・Ⅲ型アレルギー
原因となる薬剤とその抗体が結合した免疫複合体が組織に沈着することで、ダメージが加わるタイプのものです。
高用量のペニシリン系抗菌薬による血清病やヒドララジンによる腎炎が挙げられます。
→症状は障害が出る組織によって様々ですが、血清病や発疹や発熱、関節痛、腎炎によるむくみなどが生じます。
・Ⅳ型アレルギー
遅延型アレルギーと呼ばれ、細胞性免疫が関与します。原因となる薬剤が投与されると、細胞に刺激が伝えられ、サイトカイン(免疫細胞から分泌されるタンパク質)が放出されると細胞にダメージが加わるものです。薬剤による肝障害や薬疹の多くはこのタイプです。
→症状は蕁麻疹以外の薬疹や薬剤性肝障害などが生じます。
自分はその症状が出た時に、ちょっと痛いからといってすぐ薬に手を伸ばしていけないな。と後悔しました。
というように症状を治そうと思って飲んだ薬が味方にまで攻撃してしまうことがあることを覚えておきましょう。
薬と症状をしっかり照らし合わせ、また薬剤師さんなどに確認をした上で服用して頭痛はじめ、症状を鎮めてくださいね。
ただそれでも治らない頭痛も沢山あります。
その場合は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
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掻きのバカ 品川の頭痛治療家 片柳 亮輔