みなさんこんにちは。頭痛治療家の片柳亮輔です。
昨日からまた一段と暖かさが増して桜もどんどん開花していますね。
観測史上1番早いとか。
ただこの季節の変わり目や雨による気圧の変化で頭痛や体調不良になりやすい時期です。
くれぐれも予防をして調整できるようにしましょう。
季節による体調の変化の調整ですが、生活のペースでの体調不良もとてもツラいですよね。
その生活習慣というのが、実は胎児の時から兆候が見え隠れしているそうです。
胎児期に基礎が作られて乳児期に終わりにほぼ完成する体内時計は、生涯に渡って人の健康に影響力を持つと言われています。
人間の体のリズムは(1日=24時間)概日リズムで、その形成の原点である超日リズム(数十分から数時間単位)繰り返されるリズムへと形成を向けられています。
胎児期における体内時計形成のあり方が将来の概日リズム形成に影響する可能性が多くあるそうです。このことは、胎児期の健康状態が無関係ではないことがわかります。
生後、2〜4時間ごとの超日リズムによる睡眠・覚醒リズムで1日を過ごしていた赤ちゃんは、新生児期が終わると、かなり速いスピードで、夜は睡眠、日中は覚醒・活動という、概日リズム体内時計の形成を進めます。
その際、胎児期に作られた各臓器に独立して存在する概日リズムを持つ中枢時計が、脳に形成されていきます。
概日リズムは、新生児期の超日リズムを基盤としていますが、もとは超日リズムも、全身の細胞、臓器の概日リズムも、体内ですでに作られたものです。
もちろん母体の影響も強く受けます。
赤ちゃんは、胎児期の母親とともに作った自分の固有のリズムと、各臓器に散財する概日リズムを持って生まれてくるのです。
そして生後は夜と昼のリズムを経験づることで、概日リズムを1つにまとめる中枢時計を作り上げていきます。この完成時期は1〜2歳ごろまでです。
この後は、概日リズム中枢時計は次第に固定していくわけですが、柔軟性も十分残ってはいます。
その後の人生の過ごし方が、体内時計をずらしてしまうこともあれば、あるいは外れた体内時計を修復することもできるのです。
ただ、ずらすのも、修復するのも、それ相応の時間を要します。重症化すれば修復が困難になることもあります。
暗くなったら眠り、明るくなったら起きて活動する生活リズムで生きていきます。
現代社会では、正確な24時間の繰り返しの生活を無視することはほぼ不可能です。
赤ちゃんの体内時計形成は、この社会の生活リズムに適応できるものでなければなりません。
ただ年齢に関係なく、夜更かしや不規則な生活が増え、中枢時計がずれたり揺らぐことで、学校や社会との間に様々な程度の時差が起きています。
それが全身体内時計の歯車の噛み合わせの狂いや不安定さが生じ始めます。
現代の健康被害は、胎児期からの生得的な素質に加えて、日常生活の夜型化や不規則性などの原因と考えられることから「生活習慣病」と言えます。
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生活リズムを崩されるのが嫌いな
品川の頭痛治療家 片柳 亮輔