みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。
朝晩はまだ肌寒い日もありますが、日中は曇ったりしていても暖かい日が本当に増えてきましたね。
だから春は本当に気持ち良くて眠くなってしまいそうです。
特に新社会人や新入生などは大きなリズムの変化を迎えているので、少しずつ疲労がたまりやすくなってくる時期です。
それが眠気となって襲ってくるわけですが、特に日本は世界で1番睡眠時間が短いと言われており、「睡眠負債」を抱えている人が多いです。
その負債や疲労を軽減するために「昼寝」がベストなわけですが、その昼寝の仕方1つでもリズムが崩れ、頭痛や自律神経のバランスが乱れかねないわけです。
とはいえ、睡眠不足を抱えたまま放置していても、日中のパフォーマンス低下だけではなく、頭痛や吐き気、生活習慣病。そして命に関わる病気のリスクも高まってきてしまいます。
昼寝ではなく休日に大量に寝ることはどうか。ということもありますが、それでは睡眠不足の解消はできません。むしろ休日に長時間寝てしまうと睡眠リズムが崩れ、翌週の睡眠に悪影響を与えてしまいます。
だからこそ「昼寝」がオススメなのです。
アメリカの企業では昼寝を推奨する企業があったり、中国でも小中学校で昼食後に昼寝をする習慣があります。
ただ昼寝をすれば良いわけではなく、正しい昼寝をする必要はあります。
昼寝は15分程度にとどめることが最も大切です。30分以上寝てしまうと、夜間の深い睡眠時に出現する脳波のデルタ波が出現し、昼寝後の目覚めが悪くなります。
また、暗い環境でベッドに横になるのも仕事効率を低下させます。
昼寝は脳のブレークタイム。15分程度目を閉じて脳を休めるのが理想です。
また昼寝をするタイミングも重要。
人間は「睡眠ー覚醒」の生体リズムが備わっており、起床から4時間後に脳が最も活発になり覚醒レベルが最高になります。逆に起きてから8時間後には眠くなるようにできています。
深部体温のリズムにも意識することをすすめます。
深部体温(内臓や脳などの中心部の温度)が高いと体が動くようになり、下がれば下がるほど体がだるく眠気を催します。
個人差はあるものの、一般的に深部体温は起床から11時間かけて上昇し、16時間後からは下降がスタート。
夜に眠くなると手が温かくなるのは、放熱して体温を下げようとしているわけです。
そのため深部体温が高い午後3時以降に昼寝をすることは逆効果なのです。
夜間に体温を下げて心地よい眠気と質の高い睡眠を誘発するメラトニンの分泌を低下させてしまいます。
日本人はそもそも疲労しやすく、かつ溜め込みやすい生活を送っているからこそ、頭痛や自律神経の乱れをはじめ、生活習慣病にもなりやすいです。
だからこそ昼寝など体と心・脳の休息をとり、時間ではなく効率性の高い行動をするようにぜひ取り組んでみてくださいね。
それでも頭痛や自律神経の乱れが落ち着かない方は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
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大学の部活の後の昼寝がたまらなかった
品川の頭痛治療家 片柳 亮輔