パンは偏頭痛の引き金になるの?

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。

 

突然ですが、皆さんの朝食はご飯派?パン派?それとも食べない派?

食べない派は良くないですが、ちなみ私は割合的にはごはん派かな。

 

なぜなら社会人1年目ぐらいの時に朝に食パンを食べたら、朝礼中に貧血で気持ち悪くなってしまった経験があり、それからなぜか朝のパン率が格段と下がりました。

 

今日はそんなパンの食べ過ぎによって片頭痛の可能性が上がるというお話です。

 

まず片頭痛というのは、世界で3番目に多い症状として数千万人を苦しめています。

偏頭痛の原因は人によって様々ですが特定の食べ物によって引き起こされることもあります。

 

そんな中、最近はグルテンを原因とする片頭痛が注視されています。

 

小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種のグルテンに対する免疫反応が引き金に起こる自己免疫疾患を「セリアック病」と言います。

最近の調査で、セリアック病の方がグルテン摂取と偏頭痛の間に関連性が確認されています。

 

セリアック病の患者さんは、免疫系がグルテンを外敵とみなし、攻撃をおこないます。この攻撃でつかわれるトランスグルタミナーゼ抗体はグルテンを破壊するのですが、問題は、この攻撃の中で人の健康な組織も破壊されてしまうこと。グルテンは胃腸で吸収されますが、抗体は吸収されていくグルテンを見つけ出し、細胞ごと破壊してしまうのです。

 

その異常に対し、体は警告サインである炎症を起こします。炎症は至る所で起こり、胃腸・疲れ・学習困難、そして偏頭痛といった形に現れます。

 

初期の研究では、片頭痛の原因は血管の拡大にあると考えられていましたが、原因は血管の拡張だけに止まらないと考えられています。

偏頭痛には、「噛む」と行った顔の動きに関係する三叉神経血管経路内の神経が関係しているとのこと。

 

グルテンによって三叉神経血管経路が活性すると、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンをはじめとする化学物質が放出されます。このとき、偏頭痛の原因となる物質を放出することが研究で明らかになっています。

この物質が放出されると、血管が拡張され、タンパク質や水分が流れ出します。これにより三叉神経が刺激を受け、痛みを知覚する視床など脳の他の部位までメッセージを送り、偏頭痛が起こるわけです。

 

通常は、食品がきっかけとなって起こる偏頭痛は、食品摂取後15分以内に症状がでます。

 

もしパンをはじめとした、グルテンが入っている食品を食べた後に偏頭痛が起こる場合は、一度品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

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品川の頭痛治療家 片柳 亮輔