アロディニアって??

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。

 

先日当院にある「オリーブの木」の葉っぱが弱ってしまっており、もしかして枯れてしまったのか!!

と心配していたら、なんとお花屋さんを営んでおられる観葉植物のプロの頭痛患者さんを来院してくださっているので診ていただきました。

 

そしたら葉っぱは病気になっているけど、枝は元気だということでその場で不要なところをすぐに伐採してくださいました。

オリーブの木って観葉植物ではないのですね。今回初めて知りました。

 

何よりもすぐに診てくださった患者さんにとっても感謝です。

ありがとうございました。

 

そんな花屋さんの患者さんもとても重症な頭痛です。さまざまな重症度の高い頭痛患者さんがいるのですが、今日は患者さんでもおられる「アロディニア」についてご紹介させていただきます。

 

これは痛みと思えないほどのわずかな刺激でも、脳が「痛み」や「違和感」と判断してしまう

「神経障害」の1つで「異痛症」とも呼ばれています。

 

触覚や視覚などの特定の感覚が過敏になる「感覚異常」であることから触れる、擦る、抑える、締め付けるなどの肌に起こる反応や、気温・湿度・気圧の変化など、微小な刺激が、通常の何倍もの痛みとしてあらわれてしまうのでが「アロディニア」の特徴です。

 

アメリカでは400万人近くの患者さんがいるそうですが、日本ではまだ正確な患者数把握はできていません。

そんな中でよくみられる現象として、

・風が顔に当たる

・強い光が顔に当たる

・メガネフレームが顔に触れる

・アクセサリーが体に触れる

・布団や毛布が体に触れる

・衣類の継ぎ目が肌に当たる

・髪をゴムで結ぶ

・くしやブラシで髪をとかす

・歯ブラシが口腔内に触れる

・枕やシーツが顔や頭に当たる

・シャワーを浴びる

 

などの行為が、アロディニアの人にとって痛みや不快感のため「ツラい」と感じてしまいます。

また低周波・超音波・電磁波・重力など人間が本来自覚できないほど微小の刺激を疼痛として認識してしまうこともあり、精神疾患・心因性によるヒステリーの一種と誤解されることも少なくないです。

 

このアロディニアと偏頭痛が大きく影響しているかは、まだ不確かですが実際、偏頭痛に悩む患者さんの約70%が、アロディニアの症状を起こしていると言われています。

 

偏頭痛によって大脳皮質の神経が過敏になって、本来は痛くない刺激を痛みと感じているからでしょう。

偏頭痛は、脳幹(脳の中心)にある三叉神経に、拡張した血管が圧力をかけたり、炎症が伝わったりすることで起こる頭痛です。

その刺激を受けた三叉神経は、触覚・視覚・嗅覚などに影響が現れます。

すると、肌・目・耳などがウケる微小な刺激にも、痛みや不快感を伴うことになると考えられています。

 

このように、頭部や顔を近くする神経が刺激され、過敏に反応する症状を「頭部アロディニア」と言います。一方で偏頭痛の影響が「中枢神経」にまで広がると、感覚異常の範囲も拡大され、体や手足にまで及ぶことになります。

これは「頭蓋外アロディニア」と呼ばれる症状です。

 

アロディニアの症状の治療法の有効的な方法は、偏頭痛を治すことです。

その場合は品川の頭痛専門やなぎ整体院で治療が可能ですので、ツラい偏頭痛で悩まれている方はまず一度ご連絡ください。

→やなぎ整体院への連絡はこちら。

 

 

オリーブは完全に観葉植物と勘違いしていた!

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔