みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。
連日暑い日が続いていますが、その中でゲリラ豪雨や雷などが起こることが多くなってきました。
気温が高くなると起きやすく、その際の気圧の変化も急激でかなり高低差があります。
気象病で頭痛になりやすい方はくれぐれも予防や対策をして注意してくださいね。
さて今日は気象病の頭痛ではなく、。パンを食べたことで起きてしまう偏頭痛の仕組みについてお答えさせていただきます。
世の中の朝食などで当たり前のように出ているパン。
なぜこのパンが偏頭痛を引き起こすきっかけになるのでしょうか。
まず1つその原因として注目されているのが「グルテン」です。
小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する免疫反応が引き金となって起こる自己免疫疾患を「セリアック病」と呼びます。
このセリアック病患者さんがグルテン摂取と偏頭痛の間に関連性が確認されています。
通常はグルテンを摂取した時、食べ物を胃腸に送り、栄養が吸収されていきます。
一方でセリアック病を患う人の身体の中では、免疫系がグルテンを外敵だとみなし、攻撃をおこないます。
この攻撃で使われるトランスグルタミナーゼ抗体はグルテンを破壊するのですが、問題はこの攻撃の中で人の健康な組織も破壊してしまうということです。
グルテンは胃腸で吸収されていますが、抗体は吸収されていくグルテンを見つけ出し、細胞ごと壊してしまうためです。
組織損傷といった以上に対し、体は警告サインである炎症を起こします。
炎症は身体の至る所で起こり、胃腸問題・疲れ・学習困難、そして頭痛といった形で現れます。
偏頭痛の原因は血管の拡張だけではないのです。
偏頭痛には、「かむ」といった顔の動きに関係する三叉神経血管経路内の神経が関係しているとのこと。
グルテンによって三叉神経血管経路が活性化すると、アレルギー症状を起こすヒスタミンを始めとする化学物質が放出されます。この時に三叉神経血管経路の神経は、偏頭痛のトリガーとなる物質を放出することもわかってきています。
これが放出されると髄膜内の血管が拡張され、タンパク質や水分が髄膜に流れ出します。これにより三叉神経が刺激され、痛みを近くする師匠など脳の他の部位までメッセージを送り、偏頭痛が起こります。
通常、食品がトリガーとなる偏頭痛は、食品摂取後15分以内にその症状が現れます。
上記で紹介したセリアック病でなくても非セリアック・グルテン過敏症である可能性があるため、食品からグルテンを抜いてみる価値があることも事実です。
というようにパンを食べることでグルテンがきっかけで偏頭痛がおこる理由を理解しておきましょう。
パンやグルテンを抜いても偏頭痛がよくならない方は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
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朝はパンよりご飯派
品川の頭痛治療家 片柳 亮輔