汗の理由とそこからの頭痛。

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。

今日は各地で真夏日や猛暑日で非常に全国的に暑い1日でしたね。

 

熱中症や脱水症状などにはなられていませんか?

しっかり水分を取ったり、エアコンをつけたりを行い熱中症を防ぎましょう。

 

熱中症は頭痛の原因でもあり、また致命傷になりうる可能性もある危険な症状です。

 

ただその一方でしっかりと汗をかくような行動も健康のため、強いては頭痛の予防のために必要です。

なぜ必要なのでしょうか。

 

今日はそこについてフォーカスしていきます。

 

まずそもそもですが、汗をかく動物は世の中にそんなにいません。

暑い時や運動をしたときに大量の汗をかくのは、ヒトやウマぐらいです。

 

ヒトは何のために、そしてどのようにして汗をカラダに備えたのか?

 

汗をかく機能がカラダに備わったのは、サルからヒトに進化する過程でのこと。

地球環境のサバンナ化によって森から草原に出てきたヒトの祖先は、食べ物を求めて広い大地を長時間歩いたり、狩をしています。

運動量が増えると体温は上がっていき、あまりに熱くなると、特に熱に弱い脳をはじめ、体の組織が持ちません。

そこで、ほかの動物よりも効率的に熱を下げる仕組みが必要になったのです。

 

猿など動物の全身を覆う体毛は、保温効果や細菌、紫外線など外部の刺激から肌を守る役目がありますが、体温が上がりすぎると危険が常についてきます。

ヒトにとって体毛はむしろ邪魔なモノとなって退化し熱を外に逃す効果に優れた「発汗」という仕組みが発達したのです。

 

ヒトは、トレーニングを積めば、夏の暑い日でも2~3時間のマラソンを走ることができます。

しかし他の動物、例えば犬などは、真夏にマラソンと同じスピードで走ると、15分ぐらいしか持ちません。

ヒトが長時間運動できる能力を身に付けたのは、発汗という体温調節機能が備わったおかげなわけです。

 

そしてこの発汗している汗は脳によって自動でコントロールされています。

外の気温が上昇した時や運動したときは、体温や肌表面の温度が上がります。

体温調節を担っているのは、脳の視床下部という部位です。

 

これが体温上昇の情報をキャッチすると、汗腺に「汗を出して」という命令を出します。

これ以外にも、汗により血液が濃くなると汗が抑制されますし、運動をしたときは、筋肉の中で疲労を感知するセンサーが働いて、これも発汗調節に関わります。

 

また緊張や興奮といった精神的なものがきっかけで、汗が出ることがあります。

この場合は、主に足の裏や脇でどっと汗が出るのが特徴です。

 

すでに汗をかいている場合は、精神的な要因によってさらに全身の汗が増えることもあります。

いずれの汗も脳が指令を出すために、自分の意思で汗をコントロールすることができないのです。

 

脳の指令によって汗が出るということは、その脳の指令を送るところ→自律神経が乱れたり、刺激を強く受けすぎると激しい頭痛の原因になります。

 

そんな頭痛でお悩みの方は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

→夏のツラい頭痛を治したい方はこちら。

 

オリンピックで毎晩手に汗握っている

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔