胡桃が割れる歯に力。

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。

 

関東周辺の寒さもなかなかまだ峠を迎えていないようですが、北陸や東北は本当に今年は豪雪になっているようですね。

夏は暑くて冬は雪が吹雪く寒さ。

そんな中生活をされていることを考えると、精神的な部分や、体などの疲労はもちろんですが、その疲労に耐え切れる体をお持ちなのは本当にすごいと思います。

 

そのように寒かったり、集中したりすると人は無意識に食いしばったりします。

食いしばりによって、頭痛を引き起こす引き金にもなります。

 

と言うことで今日は食いしばる理由についてお伝えしていきたいと思います。

 

まず人はどこで噛み締めているのか?

主に咬筋(こうきん)と言われるエラの部分にある筋肉です。

この筋肉は、口を閉じて歯を噛み締める動作の際に働きます。

 

顔についている筋肉のほとんどは、皮筋(ひきん)または、表情筋と言う筋肉で他の骨格筋と違い、骨と皮膚につながっています。

この咬筋は顎関節を挟み、下顎骨と頬骨弓と側頭骨についています。

骨を動かす目的なので、必要以上に使うと、どんどん鍛えられて筋腹(力こぶの部分)が発達します。

噛み締めがある人はエラが大きくなってきたと思う方もいますが、そうではなくて筋腹が発達してきたと言うわけです。

 

ではなぜ噛み締めるかというと、奥歯をぐっと噛み締めて負荷をかけると、脳内にストレスを緩和する物質が出るためと言われています。

だから集中したり、我慢したりする際に噛み締めると言う動作をするわけです。

 

とはいえ、やりすぎることで頭痛や歯並びに大きな影響を及ぼします。

 

通常は、歯を食いしばるときの噛む力は1キロほどですが、歯ぎしりで食いしばるときの力は体重の2倍にもなります。

そのため、これを続けることで顎や頭の筋肉を酷使するため、顎の痛みやだるさに加え、頭痛や肩こり、目の奥の痛みが起こり、顎の関節症にまで発展するわけです。

 

歯で胡桃を割れるほどの力ですからよほどのパワーですよね。

 

日中であれば、意識することで自覚することも可能ですが睡眠中は分かりにくいですよね。

いわゆる「歯ぎしり」。

 

なりやすい人としては、眠りの浅いレム睡眠の方です。

無呼吸症候群や逆流性食道炎。性格的には、競争心の強い人、時間に追われている、目的達成まで走り続けられる人、ストレス発散がうまくできない。などです。

 

これをみても頭痛患者さんとの類似しているところがたくさんあります。

 

睡眠時はなかなかコントロールすることは難しいので、まずは日中のうちに力まず、少し口を開けたりしながら意識して生活してみましょう。

 

それが習慣することで、睡眠時の状態も変わってきます。

もし噛み締めが治っても、頭痛のツラさが変わらない場合は、頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

→歯ぎしりのツラい頭痛の方はコチラ

 

なんだかんだで歯は健康です。

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔