起立性調節障害と頭痛。

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。

 

先日初めてライブに行ってきました。完全ウイルス対策を徹底した会場でマスクはもちろん、声を出さずに。

 

ライブというのは、臨場感はもちろんですがそのアーティストの方の魅力をさらに感じるということがよくわかりました。

曲は元々好きだったのですが、その曲と曲との間のトーク。長い時間ではないのですが、どんな考えや想いでその想いの強さがとても伝わってきました。

 

改めて曲を聞き直そうと思いました。

音楽は人の心に影響を与えてくれることをよく実感できました。

 

さて一方でこれから新たな生活のステージに入っていかれる方々も多いと思います。

特に学生さんは、休みに入って4月からまた登校、そして寒暖差などでリズムが掴みにくいです。

その結果「起立性調節障害」になってしまう学生は実は30〜40%いると言われています。当院には学生の患者さんも多く、頭痛と共にこの起立性調節障害が併発している患者さんが10人以上います。

 

ODとも呼ばれている訳ですが、「起立」した時に様々な不快な症状が現れやすくなる病気です。

原因は自律神経の交感神経と副交感神経がうまく体の機能調節ができなくなり、不快な状態となります。

血圧の低下や、脳の血流が不足したり、立ちくらみやめまいなどが生じます。

頭痛やふらつき、倦怠感、心拍数が著しく増加などもあります。

 

下記の項目に3つ以上当てはまっていたら要注意です。

・立ちくらみ、めまいなどを起こしやすい

・立っていると気持ち悪くなる。ひどいと倒れてしまう。

・入浴時、あるいな嫌なことを見聞きすると気持ち悪くなる。

・少し動くと動悸、あるいは息切れする

・朝なかなか起きれず、午前中調子が悪い

・顔色が青白い

・食欲不振

・おへその周りの差し込むような痛みを時々感じる

・だるいもしくは疲れやすい

・乗り物酔いが多い

・頭痛!

 

ただ気を付けなればいけないのは「うつ」との区別です。

なぜかというと、うつ病の治療に使われる抗うつ薬の中には、眠気を強めたり、低血圧を生じさせやすいものがあります。

本当はODなのにうつ病として治療進めると、状態はかえって悪化する恐れがあります。

 

起立性調節障害は小学校の高学年くらいから増え始めます。

思春期に見られる急激な身体的変化に自律神経の発達が追いつかないことが、調節不全に陥る最大の原因だとされています。

 

思春期は性ホルモンの分泌が盛んになり、生殖機能が発達する時期です。

このホルモンが急激に変化すると、調節不良が生じやすくなります。

遺伝的な要因、ODのある子供のおよそ半数は、親もかつてODだったと言われます。

ただ親自身は自覚していないこともあります。

 

またこの起立性調節障害は特効薬というのがありません。

そのため日常生活の見直しというのが一番のキーポイントとなります。

 

・朝は決まった時間にカーテンと開けて日の光を入れる

・3色の時間の決まった食事

・その子の右脳力にあった適度な運動。

・低気圧や暑さ対策

 

どうしても状態の改善が見られないことが続くと、出口の見えないトンネルの中を歩いている気持ちになります。

ただ周りにいる方は、お子さんのことをちゃんと信じ、味方でいること。

そして時間も薬と捉えて慌てないことが一番大切です。

 

それでも起立性調節障害や、それに伴う頭痛がひどい場合は、

品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

→起立性調節障害や頭痛の治療はコチラ

 

 

行ったのはOfficial髭男dism。

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔