みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家片柳 亮輔です。
もう桜も葉桜になり、あっという間に梅雨入りしそうですね。
この短い春は本当に過ごしやすい気候なので、もう少し長く味わいたいものです。
5月になったら一気に夏のような気温も到来してくるので、衣替えを万全にしておかないとですね。
今日は前回に続いて自律神経に関連する睡眠障害に関する症状についてお伝えさせていただきます。
前回掲載したように睡眠のリズムが乱れることで、頭痛や自律神経の乱れにつながることをお伝えさせていただきました。
その睡眠のリズムが乱れる中に、「睡眠相後退症候群」という症状があります。
これは睡眠に入る時間が本来望ましい時間よりも遅くなり、その結果さまざまな生活の質の低下の状態です。
ではなぜこのようことになる原因ですが、明確な原因はわかっていないものの、体内どけいに乱れが関与していると推定されています。
一日の周期は24時間ですが、人の体内時計は通常25時間に設定されており、この1時間の差を埋める必要があります。
この調節には、メラトニンと呼ばれる物質が関与しており、日中に光を浴びることで、メラトニンの分泌が調節され体内時計のリセットが行われます。
この症状は若年層に多く、体内時計のセットが25時間よりも長いため、この調整が難しいと言われています。また昼夜の境がつきにくい環境や、光を浴びるタイミングなどが悪化につながるとされています。
睡眠相後退症候群の患者さんは、睡眠時間が遅くにずれ込んでおり、午前1〜4時ごろに就寝し、昼近くに起床する生活になっています。
布団に早く入っても入眠困難なために、必要な就寝時間を確保するために朝の起床時間がずれ込みます。そこがずれると学校や仕事や家事など、生活に大きな影響が出てきてしまうのです。
また無理に起きたとしても十分な就寝時間が確保されていないので、睡眠不足から学業や仕事のパフォーマンスに悪影響が生じます。その結果、うつ病などを発症するケースも出てきてしまうのです。
この睡眠相後退症候群については、徐々に就寝時間を早めるようにするのが得策です。極端に時間変更を行うと自律神経のリズムがついていかず、結果眠れずに不眠という状態を引き起こします。
単位は10〜20分ずつズラしていくことで十分です。
そのようにして少しずつ睡眠時間を前倒しにしていくことでこの「睡眠相後退症候群」は習慣を変えていくようにします。
ただそれでも睡眠はだいぶ通常に戻っても、頭痛や自律神経の乱れが治らない方もいます。
その場合は品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。
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品川の頭痛治療家 片柳 亮輔