90分単位ではスッキリしない??

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳 亮輔です。

シルバーウィーク真っ只中で、台風が現在日本海の新潟付近です。強風域が非常に大きい台風でしたので、さまざまなエリアで大きな被害が出ているようです。

 

今週末も台風ではないものの、天気があまり良くないようなので気象病で頭痛や自律神経を崩しやすい方は耳たぶ周辺ほぐしたりしながら、ケアを重視されることをお勧めします。

 

さてそのような気象病や体調を崩した際に一番の疲労軽減に効果的なのが、睡眠ですよね。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠というのがあります。

それが90分単位で変化しているからその90分サイクルで起きるとスッキリと目覚められるって聞いたことありませんか?

 

実はそれはウソなのです。

ちなみにレムという言葉は「Rapid Eye Movement」の頭文字をとったもので、訳すと急速眼球運動。レム睡眠中はまぶたの下で眼球がキョロキョロと動いていることからその名がつきました。

この時に夢を見ていることが多いのです。

 

ノンレム睡眠=深い睡眠。と思っている方が多いかもしれませんが、実はこれは誤解。

ノンレム睡眠には深い睡眠も浅い睡眠もあり、それぞれ脳波の形が全く違います。

 寝入って2030分後に現れるN3というのが最も深い睡眠。起伏の少ない脳波の形状から「徐波(ジョハ)睡眠」とも呼ばれます。これは脳が発達した霊長類に特有の睡眠とされ、ノンレム睡眠の中でも最も重要な部分です。

 

眠りに落ちると、2030分後に最も深いN3が現れ、そこから徐々に眠りが浅くなっていき、6070分後にレム睡眠が始まります。レム睡眠が1030分持続した後、再びノンレム睡眠へと向かっていきます。このノンレム睡眠から次のノンレム睡眠までのサイクルは、平均すると90分程度。そして浅いレム睡眠の時に目覚めると、スッキリ目覚められます。

ここから「眠りの周期は90分」という俗説が広まったわけです。

 

最も深いN3は眠り始めの2時間ごろまでに集中的に現れ、その後はだんだん睡眠が浅くなっていきます。N3を含むノンレム睡眠は、体と脳の疲労回復のために必要な睡眠で、レム睡眠は記憶の整理が一番の役割と言われています。

 

睡眠は深い、浅い両方ともそれぞれに役割があり、睡眠には浅い睡眠も必要不可欠です。

 

疲労が取れないや、頭痛や自律神経の乱れがうまく整わない場合、まず睡眠から内容を見直してみましょう。

それでも体調が戻らない場合は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

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ショートスリーパーは遺伝でしかなれません。

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔