原因は脳じゃない!!!

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳 亮輔です。

最近普段のっている車を買い替えたのですが、車って似たような形でも乗り心地って本当に違うんだなぁと実感しています。

1つ前に乗っていた車と今回のはバランスは似ているのですが何か違うんです。今回の方が良いからいいのですが、人の感覚って不思議だなぁって感じました。

 

これは感覚ではなく痛みについてですが、「頭痛」の根本的な考え方について少し。

頭痛というのは感じているのは「脳」ですが、脳が痛んでいるわけではないのをご存知でしたでしょうか。

皮膚や筋肉、腱、骨膜などは痛みを感じます。また頭蓋骨の内側にあって脳を包んでいる厚い膜も痛みを感じる組織です。

硬膜の内側には、もう1つくも膜という薄くて頑丈な膜があって、その膜の下には脳を養う動脈がたくさん走っていますが、これあらの動脈のうち脳の下側にある太い動脈の壁は痛みに対して敏感です。これに反して、脳の実質は痛みを全く感じることがないのです。

なので頭痛というのは、脳そのものの破壊で起こることはないのです。

だからM Rや病院では異常がないという判断がされるのは当然なわけですね。

 

脳腫瘍やくも膜下出血など、脳を壊す重大な病気が頭痛を引き起こすことは事実ですが、これは脳が壊されたから痛むのではなく、腫瘍が大きくなって腫れてくるために膿を包んでいる膜が引っ張られたり、もれ出てきた血液で脳の動脈の壁を刺激したりして痛みを感じているのです。

頭のどの領域でも痛みの感覚は、全て三叉神経という神経によって感じ取られ、脳に運びます。脳の中から伝えられた三叉神経の痛みの情報は、一旦脳から脊髄まで下がってから、大脳に伝えられます。

大脳に伝えられて初めて、人は痛みの感覚を自覚するのですが、硬膜や脳動脈に由来する痛みの感覚情報は、痛みを自覚することはできても体のどこから来た痛みであるか判別することが困難です。

なので、大脳の真下にある硬膜が刺激されることで目の後ろが痛んだり、脳の下の方を養っている動脈の壁が裂けたりすると、後頭部に痛みを感じたりすることが起こるのです。

また三叉神経は一旦脊髄にまで降りていくので、頭の中の異常が首の痛みとして感じられることも少なくありません。

つまり頭痛の症状は痛いと感じる場所に痛みの原因があるとは限らないのが結論なのです。

 

だから薬を効かないというのも理由がつきますよね。

もし頭痛薬が効かないようなツラい頭痛に悩まされているようでしたらやなぎ整体院にお任せください。

脳に原因がなければ当院で100%治せます。

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感覚を大事にしたい!!

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔