社会的時差ぼけになっていませんか??

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳 亮輔です。

今年もあっという間に11月に入り、残すところあと2ヶ月。

やりたいこと。やらなければならないこと。みなさんそれぞれにあると思います。私にもあります。だから師走という言葉も存在するのだと思いますが、そうなるとどうしても何かの時間を削って時間を作ります。

一番削りやすいのは「睡眠」なわけですが、この睡眠は少なくてもダメですし、寝溜めするということは体はできません。この睡眠のリズムが崩れると頭痛や自律神経の乱れにつながります。

今日はそんな「睡眠」について少しご説明をさせていただきます。

 

睡眠というのは、脳の働きを守って、全身を構成する37兆個もの細胞の働きを統率しています。また、概日リズムを司るリーダーとして、重大な働きがあります。

 

特に脳が形成される0〜20歳ごろまでは、眠りが生涯における心身の健康の維持につながります。高等な脳は睡眠を必要とします。眠ることは生きることでもあります。

脳が発達してきた生き物ほど、眠りは発達し、大事な役割を果たすようになってきたのです。

地球上で生活しているすべての生き物は、地球の自転のリズム(約23時間56分4秒)を基準に生活しています。これを1日単位として、休息と活動を繰り返す概日リズムは、とても大切なリズムです。特に現代は、明確に24時間のリズムで生活することが重要です。

その指令を出すのが脳の左右にある小さな知識で「中枢時計」と呼ばれています。

中枢時計は。、もう1つの時計機構である「末梢(内臓)時計」(主に食事に伴い活動を始める)を協調して1日の生活リズムを作ります。

このように概日リズムは、睡眠・覚醒を中心とした中枢時計の働きと、規則的な食事習慣によって活動する末梢(内臓)時計の2つが協調してはじめて、適切な1日の生活リズムが作られます。

 

規則的な睡眠・覚醒リズムに加えて、食事を毎食しっかり摂ることが大事ですが、それ以上に定まった時刻に摂ることが1日を元気に過ごすためには大切です。平日、週末問わず朝食は朝7時ごろに一定させ、夕食時刻が大きくばらつかないようにしましょう。

 

眠らなくても、安静を保っていれば筋肉の疲労は回復しますが、大脳の疲労は横になって目を瞑って安静しているだけでは回復せず、睡眠が必要になります。

特に子供は睡眠と脳の関係が大事です。

 

睡眠中に脳のメンテナンスは行われます。脳内のゴミを綺麗にするには、主に睡眠中にリンパ液が流れて洗い流すとわかっています。

つまり睡眠は、脳を作り、育て、傷んだ部位を修復するなどのメンテナンスを通して、脳機能を守り、維持し高めます。

 

「脳死」という言葉が示すように脳の働きが完全に停止してしまうことはヒトの死を意味します。

脳は体の中でも最も重要な臓器であることに間違いありません。

 

ただ昨今は入眠が深夜になったり、平日の睡眠が不足になりがちになり、休日に「寝溜め」と称して朝寝坊をし、昼近くまで眠る人も珍しくなく、この「寝溜め」が実は若い世代を中心に多くの現代人を苦しめる「社会的時差ぼけ」なのです。

 

起床と入眠時刻がずれることで、脳は様々な機能障害を起こし始めます。

自律神経が乱れ、頭痛、腹痛、気分不良、吐き気などが生じ始めます。日中の眠気、物忘れ、次第に意欲の低下しはじめ、情緒不安定なども起こり対人関係に問題が生じやすくなります。

この社会的時差ぼけは、子どもでは1時間半、大人では2時間以上ずれがあると要注意。

 

以上のように睡眠は全てにおいて影響を及ぼし、当院の専門治療の「頭痛」にも多大な影響を及ぼします。連日のように頭痛が出始めたり、倦怠感や調子の悪い日々が続いている場合は一度睡眠を見直してみましょう。見直しをいくらしても頭痛や自律神経の乱れが落ち着かない場合は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

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夜は12時までに朝は5時半から6時に起きるリズムのタイプ

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔