ストレスがもたらす体への影響!

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳 亮輔です。

先日は442年?ぶりに月食がありましたね。他のことも重なったようでそのため今回のあれだけ大きな数字になったそうです。今回と同じ事象になるにはあと320年後だとか。

 夢を感じる数字ですね。

 

火曜の夜の出来事でしたが、なかなか空をゆっくり見る余裕なく、連日のように忙しくされている方も多いと思います。これが年末になればなるほど師走ということもあって忙しさも増し、ストレスも強くなっていきます。

このストレスがかかりすぎると頭痛や自律神経の乱れる原因の1つとなるわけですが、人間がストレスを抱える際に、関係の深いホルモンが実は3つもあるのをご存知でしたでしょうか。

今日はそれをここでご紹介。

 

気温が上下しても、人間は体温を基本は平熱に保てていますよね。このようにどんな環境に変わっても、内部の環境をなるべく一定に保っておく仕組みのホルモンを、ホメオスタシス(恒常性)と言います。ただこのホメオスタシスが崩れて内部環境が乱れることがありますがそれがストレスです。

このストレスと関係の深いのが炎症です。炎症とはホメオスタシスを保つための防御反応の1つです。この炎症を抑えるホルモンがコルチゾールです。ストレスの慢性化で炎症が連続すると、火消し役のコルチゾールを分泌する副腎がフル回転します。ここがいずれ燃え尽き疲労を招きます。

ストレスというと人間関係や精神的なものを想像しますが、それ以外にも炎症の火種は多いです。寒暖差などの物理的ストレス、コロナ感染症による生物学的ストレスなどもあります。

中でも知らない間に炎症源となって心身を弱らせるのが、化学的ストレスです。胎児の臍の緒や臍帯血からは、母体から受け継いだ200種以上の化学物質が検出されると言います。環境の悪化、化学物質の増加で化学ストレスも年々増えているのです。

どうしても人間関係での精神的ストレスを一気に減らすのは難しいです。せめて化学的ストレスを減らして、炎症の火種を消すことが大事。

 

そんなストレスから心身を守る代表的なホルモンがコルチゾールです。

副腎から分泌されます。血糖値をあげたり、体脂肪を分解したり、交感神経を刺激して血圧を高めたりして、活動に適した環境を演出します。

そのため大きなストレスがなくても、コルチz―るは誰でも毎日分泌されます。

睡眠中は分泌は少ないですが、起床する数時間前に分泌量が急激に上がります。日中は高いレベルで保たれています。

このコルチゾールはストレスがかかると分泌量が跳ね上がります。体の活動レベルを1段階も2段階も引き上げる必要があるためです。

例えるならチーターに追われるガゼルをイメージしてみてください。

敵に襲われるなどの短期的なストレスに対してコルチゾールはとても頼りになります。

しかし現代のように日々慢性的にストレスに晒されれば、コルチゾールがダラダラと出続けて副腎が疲労困憊になり、コルチゾール分泌が滞り、ストレスに対処できなくなります。

 

副腎はコルチゾール以外にも50種類以上のホルモンを作り、それらを甲状腺ホルモンや性ホルモンと行った他のホルモンの土台となります。副腎が疲弊してホルモン分泌が滞ると、慢性的な疲労が起こるので要注意です。

 

またコルチゾール以外にもストレスとリンクするホルモンは多く、セロトニンとオキシトシンが代表的です。

 

セロトニンは脳内で分泌される神経伝達物質の1つで、視床下部、大脳基底核、延髄などに高い濃度で分泌されます。

セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンの暴走を宥め、ストレス下のメンタルを安定させてくれます。質の高い眠りにもセロトニンは関わります。セロトニンが不足しているとメラニンという機能が下がり、眠りの質が下がってストレスに弱くなります。

 

続いてオキシトシン。女性の妊娠や授乳に必須のホルモンですが、親しい人やペットなどとのスキンシップでも年齢差別を問わず分泌されます。

 以上のようにストレスに晒されることによって頭痛や自律神経が乱れるだけではなく、その他の神経にも多大な影響が出てしまうことを覚えておきましょう。

 

そしてこれからさらに忙しくなる方々も多いですので、ストレスとうまく向き合い、溜めすぎない生活を送る容易に心がけて見てください。

それでも頭痛や自律神経の乱れがひどい方は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までご連絡ください。

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ストレスのはけ口を多く持っている

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔