同じ向きで寝てばかりだとめまいにもなり得る!

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳 亮輔です。

明後日からいよいよ12月。2022年も残すところあと1ヶ月となりました。

 

12月もクリスマスや今年は忘年会も実施される企業もあるようなので、慌ただしい季節となりそうですね。

だからこそ動く時は動く、休む時は休むという生活リズムをしっかりと整えて、頭痛や体調不良にはくれぐれも注意しましょう。

という私も先週久しぶりに激しい頭痛に襲われました。こんなにツラいの何年ぶり??という感じです。体を休めれて上げていなかったと反省しました。

 

11月中旬から頭痛やめまい、耳鳴りで悩まれている患者さんの来院が増えてきています。

今日はそんな症状の中でも「良性発作性頭位めまい症」という症状についてご紹介させていただきます。

まずこの項目に当てはまれば、良性発作性頭位めまい症の可能性があります。

 

・突然、寝返りでめまいが起こった

・年齢が40代以上

・頭を上下に動かした時、行き上がった時、寝た時にめまいが起こる

・めまいは数秒から数分で治る

・耳鳴りや聴力に異常はない

全ての項目に当てはまれば、良性発作性頭位めまい症の可能性が高いです。

 

 良性発作性頭位めまい症は、体を横にしたり、起こしたり、頭を上下に動かしたり、首を横に振ったりした時に、めまいが起こる疾患です。ある日、突然枕に頭をつけたら周囲がぐるぐるめまいや、引き摺り込まれるようなめまいを感じて、自覚する人も少なくありません。

多くの場合は、数秒から数分でめまいは治ります。吐き気や嘔吐を伴うこともありますが、耳鳴りや難聴などは起こりません。

耳に原因があるめまいの中で最も多く、45%を占めます。

 

なぜ良性発作性頭位めまい症が起こるのか。

内耳には、耳石器という器官があり、そこには0.001mmの耳石が1万粒ほどびっしりとくっついています。

それが何らかの原因で耳石にヒビが入り、耳石幕から剥がれ落ちると、隣にある三半規管に入り込んでしまいます。

 

三半規管の中はリンパ液で満たされています。耳石が1粒や2粒はがれて入ったぐらいでは問題にはなりませんが、100粒や200粒とか大量に剥がれて、三半規管の中で耳石同士がくっついて塊になり、頭を動かすことで、その大きな異物が三半規管を移動すると、脳が頭の位置を間違って感知してしまい、めまいが起こるのです。

そしてこの最も多い原因は加齢変化です。

 

50代になると耳石器の加齢変化が顕著になってきますが、40代後半から発症のリスクが高くなります。再発率は1年後に20%とされています。

いつも右向きで寝るなど、特定の向きで寝るクセのある人は、特に注意が必要です。重量のセンサーである耳石器に常に負荷、負担がかかり、耳石が剥がれやすくなります。

 

以上のように良性発作性頭位めまい症は、誰でも起こりえる症状であり、特に年齢が上がっていくごとに出やすい症状です。

少しでも異変を感じた場合は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

頭痛はもちろんですが、めまい、耳鳴りも当院の治療の対象となります。

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眠る時は必ず上向きが好き!

品川の頭痛治療家 片柳 亮輔