梅雨のシーズンは内耳に注意!

みなさんこんにちは。品川の頭痛治療家の片柳 亮輔です。

ゴールデンウィークも終わって2023年も中盤に差し掛かってきました。気づけばもう折り返し地点。皆さんのスケジュールや目標は順調でしょうか?

 

頭痛患者さんの多くは目標に向かっていくスピードと集中力が高い分、とても疲労が溜まりやすいです。その結果頭痛や自律神経が乱れやすくなってしまう方がとっても多いのも事実。

 

またこれからの時期は季節の変わり目や梅雨の到来もあり非常に体調を崩しやすいです。

この気圧や天気に関連する体調不良の原因はさまざまな憶測が出てはいるが、耳の中にある「内耳」という気圧センサーが急激な気圧変化で刺激され、交感神経を興奮させて頭痛が起きることが理由です。

実際の実験で天気痛を持病である患者さんに特殊な部屋で40hPaの気圧を下げると、頭痛や交感神経の興奮や鼓膜の温度上昇というのが起きています。

 気圧の変化を受けて交感神経を興奮させるのは、神経伝達物質のセロトニンの働きと考えられています。

内耳で感知された気圧の低下は、体へのストレスと認識されます。そこで精神の安定や安心感を高め、ストレスに対抗する働きのあるセロトニンが大量に放出。

そのセロトニンは交感神経を繁樹し、血管を収縮される作用もあります。この血管収縮によって後頭部を中心に頭が重く、締め付けられるような緊張型頭痛が起こります。

 

偏頭痛は低気圧にさらに影響を受けます。緊張型以上にセロトニンが放出されます。脳血管が急激に収縮し、視野の中にギザギザやキラキラとした光の波(閃輝暗点)が現れる人もいます。その結果一気にセロトニンが消費され、すぐに枯渇します。セロトニンによるコントロールの外れた三叉神経が興奮し、痛み物質を放出して血管拡張と炎症を引き起こします。この結果が偏頭痛となるわけです。

 

偏頭痛は標準の気圧1013hPaよりも610hPa低くなった時に最も出やすいです。台風などは9001000hPaくらいなので、そこまで大幅に下がらなくても、小さな低気圧の接近や通過で影響を受けやすいわけです。

 

少し季節が進むとこれから梅雨のシーズンとなります。気圧変化に反応してしまう方にとっては最もツラいシーズンかもしれません。

セルフケアとしては、耳たぶを揉んだり、マッサージしたりと血行を良くすることで内耳への影響は防ぎやすくなります。

 

ただセルフケアをしても頭痛や自律神経の乱れが落ち着かない場合は、品川の頭痛専門やなぎ整体院までお越しください。

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品川の頭痛治療家